自転車の盗難防止対策としてICチップを搭載できないのだろうか?

自転車の盗難防止

平成25年の1年間の自転車盗難件数は全国で30万3,277件(警察庁統計)です。僕たち自転車好きには恐ろしい数ですね。
ひと昔前は「拝借泥棒」といって、ちょっとそこまで行くのに拝借しますと、足代わりに自転車を盗むことが多かったそうですが、最近は転売目的でロードバイクなど高級な自転車が狙われる傾向にあるそうです。2015年には大阪で生活費目的で高級自転車の窃盗と転売を繰り返した男が逮捕されています。

今回は、自転車にICチップを搭載して転売を防ぎ、盗難を抑止できないかについて考えてみたいと思います。

 




自転車のICチップ搭載について

簡単に言うとメーカーが自転車にICチップを内蔵し、販売店や購入者、所有者名義を特定し、履歴を残す仕組みにすれば、転売しにくくなって盗難が減らないかな?ということです。

ICチップによって、登録のスピード化と簡素化を行えば、もっと実用性が高まるのではないかと思うのです。いまどき紙ベースで防犯登録を行っているわけで、そのデータも人力によってデータベース化されているはずです。データも各地管轄の公安委員会が管理をしているのではないでしょうか。

ICチップが搭載されれば、販売店が販売店情報や所有者名義を登録することで、自動的にデータベース化されます。また買取時にはそのデータベースに買取店がアクセスし、名義確認を行って盗難車両ではないことを証明できます。パスワードの設定や顔認証データ、指紋認証データなどを持たせることも可能になるはずですので、より本人の持ち物であるという情報のセキュリティも高められるのではないでしょうか。

さらに進んでGPSの搭載

iPhoneの場所が判る時代。電話の場所が判るなら自転車の場所が判っても良いのではないか?ということで最近では自転車用の小型GPSが登場しています。電話やパソコンには電源や電波という特性があるので、GPS機能を使いやすいデバイスですが、スマホやPCでなくとも盗難追跡に是非GPSを活用したいところです。実際に製品があるのでいくつか紹介したいと思います。

TrackR bravo

http://kogfum.netより引用

http://kogfum.netより引用

クラウドGPSという仕組みで、TrackRユーザーを繋ぐことで位置を追跡できる仕組みです。近くにTrackRを付けている人がいれば現在地を把握できるのですが、単体では位置を追跡できないので、そのエリアで多くのユーザーが使用している必要があります。

アメリカではかなり多いようですが、日本では東京や大阪などで増えているもののまだまだ少ないのが現状です。

http://kogfum.net/post-1963/

TrackerPad

こちらはSIMを内蔵したGPSで専用のサーバーと通信し、全世界で使用可能だとか。スマートフォンアプリで所在を確認したり、異常発生時に通知をしてくれます。バッテリー式なのでどれくらいの頻度で充電しなければいけないのか?がポイントですね。

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/356/356374/

GPS Blumo

クラウドファンディングで開発された日本製の自転車盗難防止用のGPSです。SIMが搭載されていて、購入価格に2年間の通信料が含まれています。2016年11月現在ではSIMカードの調達面で問題があり少し開発が遅れているようですが、成功を願っております!是非このような素晴らしい製品が日本中に広まってほしいですね!

http://www.smart-innovation.net/

法整備を含め買取業者側で規制線を張れないか?

名義の証明ができない自転車の売買ができないような法律や条例が土台に必要ではないかと思います。現在の「防犯登録」も同じような役割を担っていると思いますが、中古買取時の防犯登録と所有者のチェックはお店次第という実状です。この曖昧さが名義の確認を不確かなものにし、盗難車両であってもそれが盗難車両であることを証明できないのではないでしょうか。

販売店には負担の掛かる話だとおもいますが、販売時には必ず防犯登録を行い、買取時にも必ず防犯登録を確認しなければならないという仕組みがなければ、盗難車両の売買を抑止することは難しいのではないでしょうか。

また、ヤフオクも防犯登録番号の表記を義務付けたり、個人出品の場合は本人名義やでなければ出品できない仕組みにするなど、窃盗品の出品ができないような対策を講じてもらえれば、個人窃盗による売買も少なくなるのではないでしょうか。

昔と変わってきた自転車事情

自転車が足代わりだけだった時代とくらべて、最近では健康ブームや自転車通勤ブームもあり、圧倒的にスポーツバイクの需要が増えました

その需要を狙って自転車泥棒も後を絶ちません。プロ窃盗団による闇売買についてはイタチごっこなので、根絶は非常に難しいと思いますが、一般人による生活費や娯楽費目的での窃盗は、もっともっと策を講じることができるはずです。

自転車の性能の進化は目を見張るものがあるのですが、防犯対策は頑強なワイヤーやチェーンロックといまだ石器時代のようですよね。

今回の記事ではまだまだ思慮が浅い部分が多々ありますが、もうそろそろ社会全体で盗難が起こりにくい仕組みに変えていかなくては、いけないのではないかな?と思うのですがいかがでしょうか?

自転車泥棒、本当に許せない!絶対に撲滅したいっ!!!と思う今日この頃です。

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