BB(ボトムブラケット)の取り外し方

BB(ボトムブラケット)の取り外し

GIOS(ジオス)ミストラルのBBを取り外す

以前はBBを自分で取り外す勇気がなく、ショップに持って行って外してもらい、メンテナンスをしてもらいました。BBのグリスアップも含めて4,000円程だったと思います。一瞬、道具を買って自分で作業した方が得なんじゃないかなぁ?と頭をよぎりましたが、一度プロの方にお願いしてみようと思い、そのまま作業をお願いしました。

今回は勇気が湧いてきたのでBBを取り外しました。前回の記事「カートリッジ式BB(ボトムブラケット)を分解してグリスアップしてみた〜GIOSミストラル2015」でご紹介したBBのグリスアップが目的だったのですが、今回はBBの着脱について詳しくご紹介したいと思います。




必要な道具と準備

コッタレス抜きとBBツールとモンキーレンチ

必要になる道具は「コッタレス抜き」と「BBツール」「モンキーレンチ」の3つです。

「コッタレス抜き」は別名「クランク抜き」とも言われます。この道具を使ってクランクを外します。通常のボックスレンチと違い、後ろ側が変わった形をしていますよね。これは、BBの軸にガッチリとはまり込んでいるクランクを手前に引き出す為に、このような形になっています。クランクにねじ込んで「コッタレス抜き」を固定し、中の芯を奥へねじ込んで、BBを押し出してゆきます。

「BBツール」はまさにBBを取り外す為のツールです。BBは円周の内側にキザギザがあり、そこにこのツールを引っ掛けて回し外します。シマノ製のBBツールはモンキーで挟み込む部分の幅が広く、32mm以上開くモンキーレンチもしくは32mmレンチが必要になります。結構な大物ですよね。ちなみに僕が持ってるモンキーレンチは最大で24mmまでしか開きません。僕が購入したBBツールは挟み込む部分が22mm。大きなモンキーレンチを買い足すこともなく、外すことができました。

シマノ製のBBは、挟み込む部分の角が丸まっています。モンキーで外すと滑るようです。もともと、メガネレンチやソケットレンチで回すように設計されているのではないでしょうか。実際いろんな方んレビューを見ていると、メガネレンチで楽に回せたとコメントされている方もいらっしゃいます。

取り外しの手順

クランクのキャップを取り外す

まず左クランクについているキャップをマイナスドライバーで外します。

コッタレス抜きの片方とクランク

中に12mmのナットが見えます。コッタレス抜きの片方が、ちょうどナットを外すツールになっています。

コッタレス抜きを軽く締める

コッタレス抜きをナットに噛ませ、時計と逆周りに回す(正ネジ方向)とナットが緩みます。

右側クランクのキャップを取り外す

次に右側のクランクのキャップをマイナスドライバーで取り外します

コッタレス抜きでチェーンホイールとクランクを抜きとる

同じくコッタレス抜きをナットに噛ませ、時計と逆周りに回す(正ネジ方向)とこちらもナットが緩みます。

クランクを止めていたボルト

ナットが外れました

チェーンをチェーンホイールの内側に落とす

フロントギヤ(チェーンホイール)を一番内側の小さなギヤに変更しておきます。リヤディレーラーのスプロケット部分を前に押してチェーンのテンションを緩め、チェーンを内フレームに落としておきます

コッタレス抜きのネジ山がついている方をクランクにねじ込む

自転車左側のクランクから抜きます。コッタレス抜きのネジ山がついている方を用意します。

クランクにコッタレス抜きをねじ込む

ツールのネジ山をクランクにネジ込みます。

手で回らなくなったらモンキーレンチで軽く締めます。締めすぎないように注意してください。

コッタレス抜きでクランクを抜く

先ほど締めた部分の後ろ側にある、もう一つの六角部分をモンキーでゆっくり締めてゆきます。

コッタレス抜きで抜けたクランク

クランクが外れました。ツールの中の芯がここまでクランクを押し出しています。

コッタレス抜きで右側のクランクを抜き取る

右側のクランクはチェーンホイールと一体化しています。同様の方法で取り外します。

BBにBBツールをはめる

自転車左側からBBを外します。まずBBツールを差し込みます。

BBツールを取り付けてモンキーレンチで回す

モンキーレンチで挟み、時計と逆周りに回して(正ネジ方向)緩めます

左ワンのBBのキャップ取り外し

BBのキャップが取れました。

BB(ボトムブラケット)の取り外し

自転車右側を最後に外します。BBツールを差し込みます。ここで注意!右側は時計周りに回して(逆ネジ方向)緩めます。

フレームから取り出したBB(ボトムブラケット)

無事BBが外れました。

BBを抜いた後のフレームを掃除

最後にBBを外した後のフレーム内の汚れを掃除します。この時、フレームの淵や中の溶接部分で手を切らないように、ウエスで指をしっかりと包んでから拭いてください。

BBが固着して、なかなか取れないときは、モンキーを叩く。叩く方向は一方向だけではなく右回し、左回しと交互に叩きます。それでも緩まなければあまり使いたくありませんが、CRC556を固着部分に吹きかけて30〜1時間ほど待ち、再度モンキーを叩きます。CRC556を吹きかけた場合は、BBのグリスが流れ出てしまう場合があるので、必ずBBをグリスアップしてください。

それでも動かなければ、BBツールを柄付きのものに変え、ハンドルの柄を叩きます。コツコツ叩くのと、BBツールを柄付きのものに変えるだけで、取れる確率がグンと上がるようです。

BB(ボトムブラケット)の取り外し方をご紹介いたしました。実際にやってみての感想は、思ったよりも簡単だったなと思いました。しかし、最初にショップに持って行かず、BBが固着していたらおそらくくじけていたに違いありません。BBが固着していないか、早めに点検しておくと良いかもしれませんね。







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コメント

  1. ShimaQ より:

    chario様、初めまして。
    ShimaQと申します昨年(2015年)暮れからミストラルに乗り始めました。
    貴兄のサイトはとてもわかりやすく、ちょいちょい参考にさせていただいております。
    この度、貴兄のサイトを参考にBBのグリスアップを行いまして、ブログに載せました。
    その際、貴兄のこの記事へのリンクと、一部引用させていただきました。
    以下の記事です。
    http://shimaq.sblo.jp/article/176158999.html
    事後報告になってしまいましたが、問題あれば、ご連絡いただければと存じます。
    これからもちょくちょく覗かせていただこうと思います。

    1. chario より:

      ShimaQさん
      いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます!BBの固着大変でしたね。でもなんとか取れてよかったです。インパクトドライバーでのチャレンジは素晴らしいですね。手動で取れなくてもインパクトドライバーで取れたという方が今後はいらっしゃるのではないかと思います。当記事でも取れなかった方の為にも是非リンクさせてください。

      〜固着したBBをインパクトドライバーの振動で外す〜
      http://shimaq.sblo.jp/article/176158999.html

      BBを万力で固定して、自転車のフレームを回すという方法もありますが、万力を自宅に持っていることが少ないので難しいですもんね。

      掲載記事は全く問題ありませんので、お気になさらずご使用ください。
      ご丁寧にありがとうございます。これからも宜しくお願いします!

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