
どのホイールにするか散々悩んだ挙句、最終的にフルクラムレーシング5に決定しました!シマノのホイールをメインで探していたのですが、こちらのホイールを選択したのは自分でも意外でした。
なぜフルクラムレーシング5を選んだのかについて、装着手順、乗り心地についてお伝えしたいと思います!
なぜフルクラムレーシング5なのか
ホイールを探し始めた時の候補は「WH-RS21」「WH-6800」「WH-RS500」の3つが主な候補でした。それぞれの候補に対して考えたことをまとめたいと思います。
WH-RS21

引用:http://bike.shimano.com/
特にウェブ上では「WH-RS21」の評価が高く、コストも15,000円ほどとクロスバイクには丁度良いくらいの価格です。そうはいっても車体の三分の一の価格ですから決して安くはないのですが、アップグレードにはちょうど良いくらいの価格です。しかし色々レビューを見るうちに、WH-R500から交換した場合、あまり変化が感じられないという意見も。ホイールの重量を見てみるとWH-RS21は前後で1,850gでWH-R500が1,944gと94gしか軽くなりません。ちょっと物足りない気がします。
実際にショップにも見に行ってみたのですが、何故か店頭には並んでいません。Amazonでも在庫切れになっていたりと品薄状態。調べてみると2017年6月のモデルチェンジのタイミングでカタログから外れ、WH-RS010が後継モデルになった様子です。重量は1,890gとWH-RS21よりも40g重いという結果に。ということでWH-RS21、WH-RS010は候補から外れました。
WH-6800

引用:http://bike.shimano.com/
こちらのホイールはウェブ上でも皆さんの評価が高く、「最低でもこのホイールを選べ」と言われるくらいの代物です。違いを感じることができるホイールを求めるならこのホイールだなと感じていました。やはり総重量が1,640gとかなり軽くなるのが魅力です。ハードルといえばその価格でしょうか。国内だと4万円くらい。海外サイトだと3万円くらいの価格です。こちらのホイールもモデルチェンジのタイミングでカタログから外れてしまったので、市場で品薄状態に。どうしようか迷っているうちに海外サイトの在庫も無くなってしまいました。そうなると国内で4万円での購入になります。こうしてさらに悩みは深くなっていきました。さっと判断できていたら、WH-6800を掴んでいたかもしれません。
WH-RS500

引用:http://bike.shimano.com/
WH-6800がカタログ落ちしたことでその後継がどのホイールかが話題になっていますが、おそらくWH-RS500だろうということでした。スペックもほぼ変わらず同じような効果を求めるならこのホイールです。ただ、価格が4.5万円と割高に。海外サイトでも3.5万円くらいです。この辺りから、クロスバイク本体の価格と同じくらいのホイールを選ぶのはちょっと勿体無いような気がしてきました。少し前に買っていたら3万円で買えていたのに、ほんの数日の差で3.5万円になった悔しさもあったのだと思います(笑)。
そんなこんなで、取り扱い終了と価格面からWH-6800とWH-RS500の2本は候補から外れました。
フルクラムレーシング5

引用:http://www.fulcrumwheels.com/
そんな心の隙間に入り込んできたのが、フルクラムレーシング5でした。なんの気なしに調べてみると、重量は1,645gとWH-6800と比べて5gしか変わりません。しかも話題のワイドリムで通常15mm幅のところ17mm幅になっています。スポークもきしめんのようなエアロスポークでWH-6800ともよく比較されています。そのようなスペックでありながら、価格は海外サイトで25,000円と納得の価格です。クロスバイクにもってこいな価格とスペックではないでしょうか。
赤いニップルも派手すぎず差し色くらいで良い感じ。機能重視であまり派手なものを取り入れない派でしたが、少しの遊びごごろも良いかな?と思い、フルクラムレーシング5に決定しました。この重量でこの価格というのが一番の決め手になったと思います。ただ、ハブはカップアンドコーンではなく、シールドベアリングであることは知っておいた方が良いですね。
フルクラムレーシング5を装着
ホイールともなると大きな箱で届きます。
箱を開けるとホイールと一緒に購入したタイヤとチューブが入っています。コンチネンタルグランプリ4000S2の25Cを購入しました。
チューブもコンチネンタルです。バルブ長が42mmで装着はできますが、ちょっと短かったかも。
ホイールの他に説明書、クイックリリース、スペーサーが入っています。
クイックリリースにはフルクラムのロゴタイプが。かっこいいですね!
こちらにはスペーサが入っています。「FOR9s/10s」と書かれています。8sでもいけるのかな?
箱の底に何かがあると思い手を伸ばしてみると、なんとグミが入っていました。ほっこり笑顔になるサービスですね(笑)
ホイールを取り出して傷がないかチェックします。すると接着剤が垂れたような跡がありました。シールを貼る時に使う接着剤でしょうか?うむむむむ、残念ポイントです。
あらら、こちらにも接着剤が。こちらは拭き取ったような跡が残っています。
「100%HANDMADE QUALITY」と書かれていますが、ハンドメイドだから接着剤も垂れっぱなしなのかな?と皮肉なことを思ってみたり(笑)
スポークは平べったいきしめんのようです。
「アシンメトリック・リム・プロファイル」で左右非対称なリムの位置になっています。リムの真下から撮ってこのようなスポークの張り具合です。
17mmワイドリム。内側が17mmで外側は23mm。
フロントホイールを実測。762g
リヤホイールを実測。980gリヤがかなり重いように思います。実測値ではフロントとリヤで1742gと97gオーバー。
リムテープには20.5×622/28″の表示が。
フロントホイールのハブ。玉押しが付いています。
チューブに少しだけ空気を入れておきます。
まずは、バルブの部分からタイヤとチューブをはめていきます。
バルブの固定ネジを仮締めしておきます。
タイヤの側面に転がる方向が書いてあるので、回転する方向を確認してからタイヤを装着します。
タイヤが装着できたので、R500についているスプロケットを外します。
チェーンクリーナーとフォーミングマルチクリーナーで洗浄します。
ピカピカになりました。
スプロケットを取り付ける前に軽くグリスを塗っておきます。
ホイールに付属していたスペーサーを入れます。
スプロケットを装着します。
ロックリングをしっかりと締め込みます。
クイックリリースにもうっすらとグリスを塗り込んでおきます。
クイックリリースをタイヤに取り付けます。
併せて、サイコンのマグネットも取り付けて、タイヤを自転車に装着します。
ワイドリムになったのでブレーキとホイールの隙間がなくなってしまいました。ブレーキの位置を調整します。隙間が少なく、結構シビアな調整が必要な状態になりました。
フルクラムレーシング5(ワイドリム)に25Cのタイヤを装着した状態です。23Cの時と比較してタイヤが大きくなったような印象です。
赤いニップルがアクセントになっていて良い感じです!
フルクラムレーシング5で走ってみる
漕ぎ出しがギヤ1枚分軽くなった印象です。いつも2速で漕ぎ出すのですが、気づいたら3速で漕ぎ出していました。気づかないくらい漕ぎ出しが軽くなっていました。特に上り坂は楽に感じました。そこから、25kmくらいまではあまり変わらない感じで、30km/hで巡行している感覚で32km/hくらい速度が出ている感じです。
一番感じたのが、よく転がるということです。ハブの性能が良いのだと思いますが、ペダリングを止めて転がすとなかなか減速しないのに驚きました。いつもの減速する感覚を体で覚えているのか、すーっと自転車が前に進んでいくような感覚です。
ラチェットの音はほぼ無音です。僕は爆音ラチェットよりも無音の方が好みなので、嬉しいポイントでもありました。
ワイドリムに関しては、タイヤを25Cに変えたのもあって、安定感が随分増しました。自転車通勤では縁石やアスファルトの亀裂、段差が多く、タイヤから結構な衝撃を受けるのですが、ロードノイズや段差による衝撃もマイルドになりました。
ホイールの交換前とびっくりするぐらい大きな差があるわけではありませんが、漕ぎ出しが軽くなるというのは自転車通勤においては大きなメリットです。また、安定感があるのも安全性において気持ちが楽になりました。
まとめ
クロスバイクのカスタマイズに合ったホイールということでは、このフルクラムレーシング5が価格と性能を見て、とても合っているのではないでしょうか。ストップアンドゴーの多い都会での自転車通勤。漕ぎ出しの軽さはとてもありがたいですね。
25Cに変えたタイヤの恩恵かもしれませんが、23Cの時はガツンと受けていた衝撃が柔らかくなり、縁石や路面の荒れも前と比べるとそこまで気を使わなくてもよくなりました。
安全に、しっかりメリットがあって、価格も手が出る範囲。シマノのモデルチェンジによる価格感の変動もあっての結果ですが、なかなか良いホイールだなと思います!

では、次はフレームですね。
ロードの。
カーボンやね。
わたしのはアルミ カーボンバックですわ
はやひでさん
フレーム・・・(笑)ついにその領域までやってきましたねwww
カーボンバック、初めて知りました!へーアルミとカーボンの複合技なんですね〜!勉強になります!
お久しぶりです。
ついにホイール変えちゃいましたね!
カスタムお疲れ様です。
私は、今年の6月に縁があってミストラルを他人に譲り、自分は知り合いからロードを譲ってもらい、ついにローディになりました。
さらに、そのロードに元から付いていたセミディープリムのホイールがちょっと重かったので、レーシング3に変えちゃいました。
なので、購入されたのがレーシング5でちょっと嬉しいです。笑
季節も良いですし、久々にロングライドはいかがですか??
わーしさん
お久しぶりです!ついにホイールに手を出してしまいました(笑)。
わーしさん今はローディーなんですね!ロードならレー3以上はいっちゃいますよね!フルクラムブラザーズということでよろしくお願いいたします!
ロングライド!もちろん行きたいです〜!!渡月橋にまた行きたいなぁ〜^^
コメント失礼します。
自分も全く同じカスタマイズをしようと考えていたところなんですが、
8速に対応していたということでしょうか?
クロスバイクの8速に対応しているのか不安です。
もし良ければ注意点も踏まえて教えていただきたいです。
るーるさん
ご質問ありがとうございます!
どちらのメーカーのクロスバイクでしょうか?「エンド幅」が違っていて取り付けできない場合があるのでご注意ください!
エンド幅というのは、タイヤがついているフレームの幅のことなのですが、ミストラルはロードバイクと同じ130mmです。ジャイアントやコーダブルームは同じく130mmです。 ビアンキやメリダなどは135mmが多いように思います。(機種によって異なる場合があるのでご確認くださいね!)
フルクラムレーシング5はロード用のタイヤなので、130mmのエンド幅の自転車に対応しています。
るーるさんの自転車のエンド幅を調べて130mmならOK! 135mmなら見合わせた方が良いと思います!一度お調べになってみてください!
8速でも12速でもエンド幅が同じであれば取り付けできますよ!
丁寧な返答ありがとうございます!
ジャイアントのクロスバイクで自分の車種を調べてみると130ミリでした。
8速ですが取り付け可能ということでしょうか。
追加でお聞きしたいのですが、レーシング5 LGホイールに8速をつけることは可能でしょうか。
無知なもので全く調べ方が分からないのでもし良ければお願いできないでしょうか。
エンド幅が130mmなら8速でも大丈夫だと思いますよ!
スペーサーを入れるのを忘れないでくださいね。
ホイールに一緒についていました。中古ホイールなどでスペーサーが無い場合は、新たに買い足してください!
いつも参考にさせてもらってます!私もレーシング5の購入を検討しています。
レーシング5のラチェット音は「他メーカーのホイールに比べてかなり大きく爆音」との書き込みをよく見かけるのですが、実際はどうでしょうか?
tochiruさん
いつもブログを読んでいただきありがとうございます!
ラチェット音ですが、納品すぐの時はほとんど音がしなくて、「え?爆音?」という感じでした。
その後も、「シャー」とはいいますが、それほど「爆音」と思ったことがありません。
ですので、クランクを逆回転させて「すみませーん!道を開けてくださーい!」の代わりに「ジャージャー!」と鳴らすこともないです(笑)。
思ったより音は大きくなくて、R-500とそんなに変わりないようにおもいました。個体差があるのかなぁ〜?