
最近、サイコンの調子が悪くて気がつくと、速度を計測していないことがあります。速度が0km/hになっているのです。よく見ると画面の右側にバッテリーマークが点灯していました。どうやら電池の残量が少なくなって、センサーの電波を拾いにくくなってしまったようです。
今回は、サイコン本体の電池交換の方法についてご説明いたします!
電池を抜く前に
本体の電池残量が少なくなると、このようなバッテリーマークが点灯します。「最近、時々サイコンが速度を計測しないんだよなぁ…。」という方は、このバッテリーマークが点灯していないか、確認してみてください。もし点灯していれば、電池の交換時期です。
電池を抜く前に、ODOメーター(積算距離値)を控えておきましょう。リスタートの操作を行えば、計測単位、センサーID、同期中のセンサー、タイヤ周長、上段表示設定、積算距離値が保持されますが、万が一消えてしまった時でも控えておくことで手入力できます。
本体裏側の「MODE」ボタンを押して「Odo」と表示されれば、それがODOメーターです。表示されている距離をメモしておきましょう。
サイコン本体の電池を交換
本体裏側のカバーを外します。中にももう一枚蓋がついています。そこには「CR2032」と電池の型番が書かれています。僕が使っている「キャットアイ ストラーダ デジタルワイヤレス」のサイコンの電池は「CR2032」です。
内蓋を外します。カッターの先をほんの少しだけ溝に入れて蓋を持ち上げます。あまり奥まで入れるとパッキンを傷つけてしまい、防水機能を落としてしまいますので、本当にちょっと引っ掛けるくらいにしましょう。心配な場合は「精密ドライバー」を用意しましょう。
開くと蓋の側面に赤色のパッキンが見えます。このパッキンで水の侵入を防いでいます。これをカッターで傷つけないように注意しましょう。
内蓋を開けると、中に電池が入っています。この電池を外します。しかししっかりとハマっていて結構取るのが難しいです。いろんな方向からカッターを入れて持ち上げてみます。
いろんな方向から何度も電池を持ち上げてみると、電池がやっと持ち上がってくれました。
新しい電池を入れて蓋を「グッ」と閉じます。パッキンが付いているので少し力を加えて押し込みます。外蓋をカチッと閉じます。
液晶が表示されていれば、電池の交換は完了です。
電池交換後のリスタート
本体裏側の「AC」と書かれたボタンを押すと、リスタートします。計測単位、センサーID、同期中のセンサー、タイヤ周長、上段表示設定、積算距離値が前の設定のまま復活します。
時刻だけは合わせる必要があるので、時刻は合わせてください。時刻を合わせたら、裏面の「MENU」を押して設定完了です。「MODE」を押して画面の表示を確認してOdoメーターを表示させてみましょう。控えていた距離が表示されていれば、設定は復活しています。
万が一、復活していない場合は、もう一度「AC」と書かれたボタンを押して、時計の設定などを行なってみてください。それでも復活しなければ、手入力でもう一度初期設定を行いましょう。Odoメーターに関しては手入力ができるので、手入力で距離を入力しましょう。
まとめ
僕は電池交換後にデータが全て消えてしまうと思っていたのですが「リスタート」という機能があったことに驚きました。改めて説明書はきちんと読むべきものだと痛感しました(笑)。
電池を交換した後、Odoメーターの距離を入力して「さぁ走ろう〜!」と走ったものの速度が全く計測されなくなってしまいました。どうやらセンサーIDも消去されてしまったようで、センサーとの接続ができていないようでした。そこでようやく説明書を見て、リスタートというものの存在に気が付いたということです。
機種によってこのような機能が搭載されていないものもあるかもしれませんが、たかが電池交換。されど電池交換ですね。お使いの機種が電池交換後に「リスタート」する機能が付いているか、是非調べた上で電池交換をされることをお勧めします!
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電池の防水フタの外し方ですが、フタの上部を押すとフタの片側が浮いて簡単に外れます。
ちょっとしたコツを知っておくのはは大切ですね。
貴重なコメントありがとうございます!