灯油で洗浄!チェーンを金属トレイの上で洗ってみた

灯油でチェーンを掃除

チェーンの洗い方について調べていると、灯油で洗うとキレイになるとのこと。最近はケミカルクリーナーでキレイにする方が多いようですが、灯油の破壊力はどれほどのもんだろう?と以前から気になっていました。

チェーンはミッシングリンクをつけているのですぐにはずすことができます。ちょうど家に灯油があったので、どれくらいキレイになるか試してみました。

どうやって洗うの?

まずチェーンをはずします。ミッシングリンクってすぐ外れるときと、なかなか言うことを聞いてくれない時があります。今回はなかなか言うことを聞いてくれませんでした。が、無事に取り外すことができました。ちなみに、灯油でのチェーン洗浄はシマノ非推奨とのことです。みなさんも自己責任でお願いします!

金属のトレーにチェーンを置きます。プラスチックだと種類によっては溶けるものがあるようなので、金属にしました。100均のキッチンコーナーに使い捨てのアルミトレーが売られていました。それでも良いかもしれません。

チェーンを金属トレイに載せる
チェーンを灯油につける

灯油を入れます。チェーンがひたひたに浸かるくらいです。

つけたままでは汚れがとれないので、すこしチェーンを動かしてシャカシャカします。ペットボトルにチェーンと灯油を入れてシャカシャカする方法もあります。トレイだと飛び散りが気になって、おもいきりチェーンを動かせません。ペットボトルのほうが、勢いよく振って汚れを落とせそうですね〜。

灯油の中でチェーンを動かす

灯油を拭き取ります。お!キレイになっています!しかし汚れはまだチェーンのくぼみについている感じ。まず灯油を拭き取るだけの荒拭きをします。

チェーンの灯油を拭き取る
汚れがまだ残っているチェーン

チェーンを取り付けます。

次にパーツクリーナーを吹きつけます。するとローラーの間の汚れが浮いてきます。パーツクリーナーを吹いた後は、チェーンを1コマずつキレイに拭きます。ここで時間を掛けて拭けばキレイに仕上がります。

パーツクリーナーで汚れを落とす
チェーンを拭く

最後にチェーンオイルを注して、灯油でのチェーンお掃除が完了です!

チェーンにオイルを差す
綺麗になったチェーン

汚れの落ち方

灯油に浸した時点では特に何も変わらず、カシャカシャとチェーンを動かして汚れが流れていったという感じです。荒拭きだけだとチェーンに汚れが残ってしまっていました。灯油を掛ければ、何もしなくても汚れが浮いてピカピカになるのかな?と思っていましたが、ある程度動かしたり、ブラッシングしないと汚れは落ちない印象でした。

トレイにチェーンを置いて、ヒタヒタに浸かるくらいに灯油を入れるのも、結構な量が必要になります。灯油はそのまま排水として流せないので、なるべく量も減らしたいところ。うーん、そう考えるとペットボトルに入れてシャカシャカ振って洗浄したほうが効果的で処理も楽かな?と思いました。

廃油の処理について

洗浄を終えた灯油、いわゆる廃油の処理方法はどうすればよいでしょうか。僕は、紙に染み込ませて、ビニール袋に入れて燃えるゴミとして出しました。

他には、廃油パックというものがあるので、それを使って燃えるゴミに出したり、廃油缶に入れておき、ガソリンスタンドで廃棄してもらう方法などがあるようです。1回きりなら燃えるゴミに。使用量や頻度が多い場合は廃油缶が良いかもしれませんね。

灯油の引火点は40〜60℃。この温度を越えると蒸気を発生させます。その蒸気に火を近づけると引火します。また、発火点は255℃。この温度を越えると火の気がなくても発火します。この通り灯油は常温で自然発火することはありません。注意したいのは、真夏に日光の当たる場所に灯油が染み込んだゴミが置いてあり、そこにタバコのポイ捨てをした場合。この時は引火する恐れがあるので注意しましょう。

メンテ自体に慣れる必要あり!

今回初めて灯油でチェーンを洗浄しましたが、未経験なこともあり汚れを落とし切れませんでした。拭き取りが重要なのかな?ペットボトルだともう少し汚れが落ちていたのかもしれないですね。機会があればペットボトルを使った洗浄も試してみたいと思います。

後は廃油の問題。ケミカルは水で流したり、拭き取りのみだったりするので廃油の心配がいりません。灯油の場合は廃油をきちんと処理しなければならないのがちょっと面倒なところ。自転車を室内で保管している場合は、洗浄後に灯油の匂いが気になるかもしれませんね。

慣れてきて、流れがきちんとできれば、ローコスト・スピーディ・イージーと3拍子そろった掃除方法になるかもしれませんね。

いやーたかだかチェーンの掃除ですが、奥が深いです。というか、もっとメンテナンスの回数を重ねて慣れていかないとダメですね〜。反省反省!







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コメント

  1. ROSE より:

    灯油に浸している段階でブラシを使用してこすり洗いし、仕上げすすぎ用として灯油を交換しもう一度こすり洗いすれば綺麗になりますよ。
    パーツクリーナーを使用する段階を省略できます。

    1. chario より:

      ROSEさん
      コメントありがとうございます!
      確かに!それの流れだと、灯油オンリーでメンテできますね!灯油で汚れを浮かせておいて、ブラッシングでしっかり落とすといったイメージですね!

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