
フレームの掃除といえば、いつもはフォーミングマルチクリーナーをフレームに吹き付けてウエスで拭き取っています。黒い油汚れが付いているときは、「チェーンクリーナー」を「ワイプオール」に吹き付けてから、汚れを擦ります。でも、汚れが伸びてしまってフレームがうっすらグレーになっているような気が。
そこで、巷で密かに話題になっている「ユニコン カークリーム」を使って、白いフレームの汚れ落としにチャレンジしてみました。
悩める白いフレームの黒ずみ
白いフレームって汚れが目立ちますよね〜。特にオイルが付着した時、ふき取り方を間違えると汚れが伸びてしまいます。車だと黒の方が汚れが目立つので、黒いフレームと比較すると白の方がまだ若干マシなのかもしれませんが・・・。
とはいっても、何度か掃除をしているうちに真っ白いフレームの中に若干グレーがかった感じの箇所ができてきます。これが、油汚れがうっすらと伸びた「汚れの膜」です。
油汚れはディグリーザーで浮かせて汚れを拭き取るというイメージですが、どうもそれが綺麗に取りきれていないというか、伸びてしまって黒ずみを作っているような気がするのです。
なんとか白い輝きを取り戻せないものか?と調べてみると、ありました。「ユニコン カークリーム」です。
ユニコンカークリームとは?
昭和34年に生まれた、ちょっとレトロなパッケージのワックスです。元々バイク用に販売されたワックスで、バイク業界では有名なワックスだそうです。ヤマハ発動機の純正ワックスになっていて、オートバイ用品店で取り扱いがあるようです。もちろんAmazonでも販売されていて、たくさんのレビューを集めています。
このワックスの特徴はは天然カルナバ蝋が主原料。その他にはシリコーン、石油系溶剤、陰イオン界面活性剤が含まれていますが、コンパウンド(研磨剤)を含まないので塗装に優しいワックスです。
中の黄色い容器はなんと珍しい三角形。車のトランクで転がらないようにというお話もありますが、バイク用に販売されたという点では、使い勝手や見た目重視のデザインなのかな?という気もしないでもありません。
自動車業界でも、ホイールの掃除に重宝していて、その撥水性や汚れの付着を防ぐ効果が人気を集めています。
白い輝きが戻ってきた!
まず柔らかい布にワックスをとります。粘度が低くて乳液のような感じ。液体ワックスですね。
キャップはコクンと回すだけでロックが解除します。強く握ると勢い良く飛び出すので注意してください。僕は、ロックを開けたままその辺りに転がしていて、足で踏んずけてしまい「ビャーっ」と飛び出す事態に。もったいない。
汚れの酷いフロントフォークで試してみることに。軽くこするだけでは取れなかったので、しっかり力を入れてこすりました。
こちらがビフォーアフター。なかなか取れなかった油の伸びた汚れが綺麗さっぱり落ちました。傷は残っていますが若干薄くなっています。それ以外の汚れは落ちています。黒ずんでいたフレームが白くなっているのが判るでしょうか。タイヤのリムを見ていただくと、写真自体の明るさに変わりが無いことがわかっていただけると思います。
フレームについていた傷にもチャレンジ。傷のくぼみに入り込んだ汚れを取れば目立たなくなるのではないかと思い、ワックスを付けた布でしっかりこすりました。すると、傷がわからなくなりました。やったー!
傷も消えた!驚きの効果
全体のツヤとしては、ヌルっとした鈍い光り方。パキーンとした鏡面的な輝きではありませんが、自転車が明るくなった感じです。今までうっすら覆われていたグレーの膜が取り除かれて、本来の白い塗装が顔を出しました。傷に入り込んだ汚れを取ることで、傷も消えたように見えなくなりました。傷消し効果は特に無いということですが、実際にしっかりこすって汚れを取り除くことができれば、目立たなくすることはできるのではないでしょうか。
これ、やりだすと止まらなくなりますよ。僕も途中で切り上げましたが、磨けば磨くほどフレームが輝いてくるので、少しでも汚れを見つけると次々磨きたくなってくるのです。
白いフレームでに1年以上乗っている方なら、一度この「ユニコン カークリーム」でフレーム磨きを試してみてください。きっと僕と同じく「磨きたい病」にかかること間違いなしです(笑)。

昔、オートバイに乗っていましたけど、「ユニコンカークリーム」は知りませんでした...。
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パッケージや容器も70~80年代っぽいデザインでイイ味を出していますね~(^o^)/
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使ってみたくなりましたが、GIOSブルーのフレームにも有効なんですかね?
koicさん
レトロなパッケージがそのまま受け継がれてるあたり、凄いですよね!
成分がとにかくシンプルなのでブルーのフレームにも全く問題なく使えると思いますよ〜。
薄皮が取れたような感じで表面の汚れが取れる感じです。ぜひ使ってみてください!