クロスバイクをアップグレードするおすすめホイールを調査

クロスバイクのホイール選び

クロスバイクのカスタマイズの中でもホイールのアップグレードは最終段階ではないでしょうか。なぜならその金額があまりに高価だからです。ホイール1つでミストラルをもう1台買える金額であったり、ミストラルを数台買えてしまう代物も。

そんなオーバースペックなホイールを選ぶこともないのですが、WH-R500からワンランク上げたいと考えてしまうものです。そこで今回は、クロスバイクにおすすめなホイールを調べてみたいと思います。

WH-R500

引用:http://bike.shimano.com/

引用:http://bike.shimano.com/

WH-R500はミストラルに標準装備されている優秀なホイールです。エントリー用のロードバイクによく搭載されています。ロードに使われるホイールがクロスバイクに搭載されているという理由から、ミストラルの人気を支えているホイールでもあります。

とても優秀なホイールでありながら、ロード界からは「鉄下駄」と呼ばれています。ロードの世界では重いホイールの部類に入ります。鉄下駄と言われるだけあってローラー台用に購入される方もいらっしゃいます。しかし、クロスバイクの世界では十分な性能を誇る良いホイールだと思います。

僕はこのWH-R500を使ってもうすぐ3年になりますが、フレが起こったり不満に感じたことはありません。スポークテンションを見ることがなかったので気がつきませんでしたが、デフォルトでは緩めのセッティングになっているのではないかと思います。走行を重ねるうちに緩んだのかもしれませんが、テンションをしっかり上げることで、スピードアップしたように思います。

その後は後継のWH-R501になり、現在ではシマノのカタログから外れてしまいました。後継としては後述しているWH-RS010が該当しそうです。また、WH-RS500という品番はチューブレスホイールで別物ですので注意しましょう。

段数 9段/8段
リムサイズ 700C
リム高 24mm
リム素材 アルミニウム
スポーク本数 フロント:20本 リヤ:24本
対応タイヤ クリンチャー
重量(フロント) 847g
重量(リヤ) 1097g
参考価格(前後) ¥10,386

WH-RS21

引用:http://bike.shimano.com/

引用:http://bike.shimano.com/

こちらもエントリー向けホイールながら、コストパフォーマンスが最高と各地で名高いホイールです。購入時のホイールから変えるならまずはRS21がおすすめと言われています。しかしWH-R500からの乗り換えでは違いはわずかなようです。重量ではフロントで27g、リヤで67g軽くなっています。

R500との違いとしてはスポークがプレーンスポークではなくバテッドスポークという、スポークの途中が細くなっているスポークが使われています。細くなった分軽量化されています。また、ハブのグレードが一つ高くてよく回ると定評があります。自分で調整をすることでさらにその性能を引き出せると言われていますので、ハブの調整まで含めればもう少し違いを体感できるかもしれませんね。

後はオフセットリムという、リムの中心からフリーと反対の方にスポークが取り付けられた仕様になっています。11速化のためにフリーボディを長くし、スポークテンションのバランスが崩れるのを防ぐためにこのような工夫がされています。

ただ最近は生産が終了したのか、amazonでも在庫切れが続いており、出品しているショップの販売価格で5万円以上の価格がついています。コスパ最高と言われたホイールも現在はシマノのカタログから外れてしまい、手に入りにくい状況になっているようです。

段数 11段/10段/9段/8段
リムサイズ 700C
リム高 フロント:21mm リヤ:24mm
リム素材 アルミニウム
スポーク本数 フロント:16本 リヤ:20本
対応タイヤ クリンチャー
重量(フロント) 820g
重量(リヤ) 1030g
参考価格(前後) ¥21,784

WH-RS010

引用:http://bike.shimano.com/

引用:http://bike.shimano.com/

WH-RS21が手に入りにくくなったこともあってか、最近ではWH-RS010が頭角を現しています。価格もお手頃であるところこら、R500やR501の後継として自転車通勤やホビーライドがメインの方に特にニーズが高まっています。

重量もフロントが820g、リヤが1070gとR500よりは軽く、RS21との比較ではフロントは同じ重さ、リヤは40gほど重い仕様になっています。

R500では28Cまでしか対応していませんでしたが、RS010は30Cまで対応。また、リヤスプロケットは8速までの対応がRS0101では11速まで対応できるようになっています。もちろん8速も対応しており、付属のスペーサーを入れることで問題なく取り付けできます

ユーザーのレビューを見ていますと、価格の割にハブもよく回るというレビューが目立ちます。重量に伴う漕ぎ出しが気になるものの、なんと一旦走り出すとフルクラムレーシング3と遜色ない走りが出来るという声も。ローディーの皆さんも、ローラー用や練習用に購入されているようです。

今までのR500、RS21のホイールの代わりにこのWH-RS010が選ばれているようです。現在のところ、クロスバイクのホイールを交換するならこちらのホイールがオススメの筆頭になるのではないでしょうか。

注意するポイントとしては、ごく稀にリムのつなぎ目が目立っていたり、バルブを通す穴が中心からズレているものがあるようです。タイヤをはめてから気づくと手間がかかりますので、購入時には開梱後すぐにチェックするようにしましょう。

段数 11段/10段/9段/8段
リムサイズ 700C
リム高 フロント:24mm リヤ:24mm
リム素材 アルミニウム
スポーク本数 フロント:20本 リヤ:24本
対応タイヤ クリンチャー
重量(フロント) 820g
重量(リヤ) 1070g
参考価格(前後) ¥13,019

WH-6800

引用:http://bike.shimano.com/

引用:http://bike.shimano.com/

こちらはロード界で有名なホイールです。ロードに乗るなら最低でもWH-6800のアルテグラグレードが必要だと言われるほどです。1万円台から3〜4万円へと価格が上がります。重量も軽くてクロスバイクには少しオーバースペックなのかもしれませんが、ストップアンドゴーの多い街のりで、漕ぎ出しを軽くするというのは体力の消耗も少なくなり有効なのではないでしょうか。

フロントの重量が700g、リヤが940gとリヤ1kgを切っています。R500と比較するとフロントが147g、リヤが157g、合わせて304g軽くなります。これはかなり軽くなりますね。

残念ながらこちらもカタログから外れてしまい、現在市場では稀少な状態となっています。先日も海外のサイトで3万円台で販売されていたのですが、今日見たらもう完売していました。アマゾンでは4万円台で販売されている状況です。

R500からホイールを変えて軽さを実感できるのはこのWH-6800アルテグラくらいからと言われています。やはり漕ぎ出しが軽く、ギヤ1枚分くらい軽くなったと実感できるようです。

せっかくホイールを変えるなら、やはり実感できるくらいのグレードに変えたいですよね。ただし、冷静に考えるとミストラル本体とほぼ変わらないくらいの価格であることにお気づきでしょうか。ミストラルが4万円強、WH-6800が4万円強。こうなればいっその事ロードに・・・。こうしてクロスバイクからロードバイクに鞍替えする方が出てくるのかもしれませんね。

段数 11段/10段/9段/8段
リムサイズ 700C
リム高 フロント:23mm リヤ:23mm
リム素材 アルミニウム
スポーク本数 フロント:16本 リヤ:20本
対応タイヤ チューブレス・クリンチャー
重量(フロント) 700g
重量(リヤ) 940g
参考価格(前後) ¥42,418

WH-RS500

引用:http://bike.shimano.com/

引用:http://bike.shimano.com/

WH-6800がシマノのカタログから外れてしまい、その後継と囁かれているのがWH-RS500です。トータルの重量もたったの9gとほぼスペックは変わりません。チューブレスとクリンチャーに対応しています。

WH-6800が手に入りにくくなった今、同じスペックを求めるならこのWH-RS500がそれに該当します。ただ、一つ性能とは違うところでポイントが。それはULTEGRAの表記が消えたことです。WH-6800にはULTEGRAという表記がありましたが、同じスペックであってもWH-RS500はその表記が消えました。その為アルテグラを使っているという気分的なものが得られなくなってしまったという感があります。

それともう一つ、シマノのカタログでは対応カセットスプロケットが11/10スピードとなっています。WH-6800ではスペーサーが付いていましたが、WH-RS500はどうなのかという点です。もしなければ、8速のスプロケットを取り付けできないということになってしまいます。付属していない場合は別売りの1.85mmスペーサーを購入することで解決できそうですね。

段数 11段/10段/(9段/8段)
リムサイズ 700C
リム高 フロント:23mm リヤ:23mm
リム素材 アルミニウム
スポーク本数 フロント:20本 リヤ:20本
対応タイヤ チューブレス・クリンチャー
重量(フロント) 705g
重量(リヤ) 944g
参考価格(前後) ¥44,906

まとめ

この記事を書きながら、ホイール選びには結構終わりがないなぁと思うところです。WH-RS500に4万円出すならゾンダはどうだ?フルクラムレーシング5はどうだ?いや、それならフルクラムレーシング3まで行っちゃおうよ!とどんどん候補となるホイールが出てきてしまうのです。

クロスバイクのホイールにどこまで求めるか?ということですが、個人的な見解ではフルクラムレーシング3はちょっとやり過ぎかなぁと思っています。WH-RS500が3万円前半だったら間違いなく買いなのですが、今は4万円前半とちょっと手を出すのを迷ってしまう金額です。今の僕のイメージでは3万円台が出せる金額かなぁと思っています。少し前まではWiggleでWH-6800が3万円前半でしたので、これなら買えるなぁと思っていた矢先、もう既に在庫なしになっている状況。そう思うとフルクラムレーシング5か、中古のWH-6800あたりが候補になってきます。

オススメホイールをご紹介しながら、筆者も迷ってしまうほど難しいホイール選び。でもR500からRS21に変えた場合はあまり体感するものがないようで、そこから3万円台以上のホイールに変えると違いを体感できそうだということは解りました。

さて、どんなホイールにしようか悩みに悩む楽しい毎日を過ごしたいと思います(笑)。

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コメント

  1. はやひで より:

    ロードにしちゃえ~(誘惑)
    うちはWH-6800にしてます。
    サイクルショップカンザキエバーレは結構安かったんですが、もう品切れしてますね・・・。

    1. chario より:

      はやひでさん
      ひゃー!ロードの誘惑だ〜(笑)。はやひでさんもやはりWH-6800ですか〜。やっぱりみなさんがおすすめされるだけありますよね。悩むなぁ〜。
      サイクルショップ カンザキエバーレ店のホームページを見てきました〜。WH-RS21を販売中でしたよ。探している人は是非ですね。
      WH-6800は市場からどんどん姿を消しつつあるようですね〜。

  2. koic より:

    う~ん、私もロード購入の資金にまわした方がいいような気がします(笑)

    一昨日、久々にミストラルに乗ろうと思ったら、フレームに取り付けていたモンベルのトライアングルバッグがありません。中にCAT EYEのライトと簡易式スタンドも入れていたのに…。

    普段、集合住宅の駐輪場に置いてあるのですが、誰か持って行っちゃったのかなあ(;_;)

    1. chario より:

      koicさん
      あまりに高いホイールとなると、やっぱりロード資金の方がオススメですよね・・・。

      集合住宅の駐輪場ってなんだかんだで盗難多いですよね〜。バッグにライトにスタンドと、結構な被害額に。。。
      そっと返しておいて欲しいですよね(;;)

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