
最近ツイッターを眺めていると、ロードバイクに乗っていて突然車に幅寄せされたとか、車に乗っていて歩道から後ろを確認せずに自転車が車道に飛び出してきたなど、自転車と車の間でトラブルが起こっているようです。
一部の方の危険な行為で、自転車と車がいがみ合うのは良くないことです。自転車vs車の論争を起こさないために、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
信号無視
車と比べて自転車は免許も無く、取締りの対象になりにくいことから、信号への意識が薄いように思います。大きな交差点では歩行者も自転車も比較的信号を守りますが、大通りにつながっている小さな道の信号は無視してしまうことが多いのではないでしょうか。大通りを走っていると、こちらが優先という気持ちが強くなるのか、小さな一方通行のような道が青の時に信号無視をしてしまう傾向があるように思います。
どのような小さな交差点でも、車のドライバーはまず信号を見て走りますので、信号を無視して渡るのはとても危険です。車側からすると、自転車が信号無視をしていたとしても衝突すると、前方不注意で責任を問われます。だからつい「このヤロー!」と思ってしまうのです。車のドライバーといがみ合わないようにするためには、自転車は絶対に信号無視をしないことが大切です。
車道への飛び出し
ツイッターで拝見しましたが、歩道を走っていた自転車が、後方を確認せず車道に飛び出し、危うく車と接触しそうになったというケースです。車を運転していたドライバーさんは「轢いちゃっていいですか?」と言っておられ、賛同するようなコメントも見られました。
確かにこれは危ないですね。自転車に乗っていると「減速」したくないあまり、確認を怠ってしまうことがあるのではないでしょうか。ドライバーからすると、ドキッと心臓が痛くなる瞬間です。歩道を走っている自転車は何かを察することがない限りは見ていません。意識していない場所から自転車が飛び出してくるというのは「ハッ」とされられます。こちらも接触すると自動車側にも責任を問われます。
車のドライバーといがみ合わないようにするためには、右後方を2〜3度確認して、車が来ていないことを確認してから車道に出るようにしましょう。走行しながら確認しにくい場合には、一旦停止するか後方を確認しやすい場所に来てから車道に出るようにしましょう。
大きな交差点で直進する
片側3車線以上の大きな交差点を直進するときは対向車の右折車両に気をつけましょう。右折する車側の目線で考えて見ましょう。対向車が2〜3台通りすぎて右折しようとしたところ、ピューっと自転車が走って来る。せっかくの右折のチャンスだったのに曲がれず、また後続の対向車が来てしまったという場合。
ドライバー目線では「もうたまらんわ!」と思ってしまうケースではないでしょうか。特に時間の無い通勤時間などは心に余裕がないので、「イライラっ」としてしまう瞬間です。
自転車側としては特に悪気がなく、周囲の車の状況次第という感じです。僕はこのようなケースになった場合、ドライバーさんの方を見て右手を軽く上げ「ごめんね!」とアピールして渡るようにしています。
「右直事故」と言って、右折車両と直進車両の事故は非常に多いようです。車同士や車とバイクでもよく起こる事故ですので、自転車も気をつけましょう。
逆走
最近少し減ったように思いますが、いまだに車道の右側を猛スピードで逆走する自転車がいます。自転車同士で鉢合わせになった時、どちらかが車道側に大きく膨らまなければいけません。同じ方向を走っているときと比べて、タイミングを選べず非常に難しいのです。
自転車1台が車道の左側を走行していても、車のドライバーからすると結構意識するはずですが、そこに大きく車道側に膨らんでくると、かなりストレスが掛かります。
ルールを守る為に逆走をしないのではなく、自転車同士や車との接触の可能性が高まり、本当に危険なのです。逆走をしないことで、自転車と車がお互いに気持ちよく走ることができます。
路上駐車
自転車は車道の左側を走行しますが、そこに路上駐車している車両があると、車道側に大きく膨らまなければなりません。そのタイミングで後ろからトラックやダンプカーといった車幅の広い大型車が来ると、非常に危険です。ドライバーも駐車車両と自転車をよけ、対向車からも間隔を取らなければいけません。
自転車にとっては、路上駐車の車両、特に自転車専用レーンに止まっている車については「なんとかしてほしい〜!」と思ってしまいます。路上駐車が減れば、自転車が車道側に大きく膨らむことがなくなるので、車のドライバーもストレスが軽減されるのではないでしょうか。
車による自転車への幅寄せ
車のドライバーさんで自転車に対してよくない感情を持っている方もおられると思います。こちらでご紹介したように「信号無視」「車道への飛び出し」など、自転車側のルール違反でドライバーさんが怖い思いをすると、やはり自転車に良くないイメージを抱いてしまいます。そんな気持ちが爆発すると「ロードバイクやクロスバイクへ幅寄せ」といったことが起こってしまうのではないでしょうか。
または、遊び感覚や狩り感覚、正義感といった感情で「戒め」の為に幅寄せをすることがあるかもしれません。
しかし、この幅寄せ行為は自転車にとっては「命の危機」を感じる瞬間です。高速で巡航していて、路肩に追いやられるだけでも急に路面状況が悪くなりますので、怖い思いをします。自転車への幅寄せだけは本当に危険ですので、行わないようにお願いします。
まとめ
このように様々なケースをご紹介しましたが、どちらかが悪いというわけではなく、お互いに相手の立場を理解する必要があります。また、自転車が飛び出してきたからといって、他の自転車もみんなが同様に危険な運転をするのかと言われればそうではありません。自動車の運転についても同様です。
自転車人口が増えたことで「最近の自転車は本当に危ない!」と思われていることと思います。僕たち自転車乗りがまずは交通ルールやマナーをしっかり守り、ドライバーに冷やっとさせない運転を心がけていくことが大切だと思います。twitter上で「自転車vs自動車」の戦いが起きないように願っております。
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ん~。お互いのマナーの問題なのかもしれませんね。
車に乗っていれば、逆走や信号無視なんかは違反にもなるのでしない。
自転車なら違反してもいいの?って感じですし
はば寄せなんかは車同士で問題になってますよね。自転車にしていいわけもありませんし。
言い方悪いかもですが、自転車の完全免許制か自転車専用道路の設備くらいしか対策なさそう。
海外なんかだときっちり住み分けされている国もあるのに後進国ですね・・・
TTYさん
自転車についてはほんと後進国ですね。昭和の時代は車が全盛期でしたので、自転車にスポットが当たることが少なかったと思いますが、今は自転車が健康にも渋滞回避にも良いという理由もあり、自転車人口が増えました。その時代の動きにルールが追いついていないように思います。
イタリアでは自転車に関するの法律があるものの、日本の道路交通法とさほど大きな変わりはないそうです。
自転車競技をリスペクトしているという文化が大きく影響しているようですね。
https://cyclist.sanspo.com/246291
日本ではどうしても「たかが自転車のくせに」という考えが先に立ってしまいます。
この辺りの「自転車に対する見方」がいがみ合う大きな原因になっているのかもしれませんね。
リンク先拝見してきました。
そこに書かれていることがすべてとまではいかないですが、(自転車にもマナー違反がいますから)その通りだと思います。
スポーツとしての自転車と言うより日常の足の意味合いが強すぎるのではないかと。
リンク先に書かれていた20年後・・・変わってなさそうですね。
やはりルールとマナーの問題ですかね。
TTYさん
日本人の気質からか、どうしても変化を嫌うところがあるのかも知れないですね。
自転車についても「良い部分」より「悪い部分」の方が話題に上りやすいですし、「だから言わんこっちゃない」と言いたい方が、新しい芽を摘んでしまうような、悪しき慣習があるように思います。だから20年後も変わらないだろうなぁ〜と思ってしまいます。
これだけ台数も増えたことですし事故も増えているので、行政が自転車にとって明るい道筋を引いてくれることを願うばかりです!
あとは自転車乗りの責任として、決められたことは率先して守っていくことでしょうか。
行政に関しては道路に自転車の絵を描いただけとか、違反紙を渡して注意しますよ(最初だけ)なんて感じなので期待はできませんね・・・
せめて自分や周りの人を巻き込んで少なくとも自分たちはマナーやルールを守るくらいしかないのかもしれません。
本当に自転車乗りには厳しく悲しい国ですね。
TTYさん
おっしゃる通り、継続的な効果は期待できないかもですね。
元々自転車の伝統的文化が無いので、あくまで趣味や移動手段といった印象なのかも。
日本であれば、野球やゴルフや相撲。アメリカのフットボールやバスケと同じような位置にイタリアの自転車があるとすると、
日本で自転車が文化的に認められるのはなかなか難しいのかもしれないですね。
自転車って老若男女を問わず気持ちいいスポーツなのに〜^^;。
横から失礼します。
自転車道 最近増えてますが
駐車車両で邪魔されたり、突然自転車の前に入ってきて
ハザード出して止まられたり、原付バイクは我が物顔で走って
車を抜かす為に使ってるし・・・(信号待ちでは原付バイクが集団で自転車道に止まっており、排気ガスでイライラする)
自転車道を作ったせいで車道が狭くなって、車が追い抜く時に十分な距離を取らないで追い抜きするので、恐怖を感じたり・・。
取って付けた様な自転車道の整備って余計に危険に思えます。
こんちわ。
みんなが自分勝手過ぎるのでは無いでしょうか?
全部自分の立場からしか物事を考えない。
わたしは、歩くし、自転車も乗りますし、中型バイクも乗ってましたし、車も乗ります。全ての視点から考えれば、全員の言っておられる事は正しいです。
自転車からすれば車の運転はこうして欲しい。
車側からすれば自転車はこういう風に走って欲しい。
お互いの意見があると思います。
要するにマナーと思いやりがどこまであるか・・・なのかだと思います。
ロード自転車もマナーの良い人の走りは感心させられますが、本格的な格好をして暴走している人らは、乗らないで欲しいですね。
(万博の外周道路、自転車専用道路があるのに車道をトレインを組んで暴走している自転車集団とかを見ると閉口してしまいます・・・)
はやひでさん
僕もはやひでさんと同じく、歩き、自転車、バイク、車に乗りますのでよくわかります。
つい、相手の立場を考えずに自分中心になってしまうんですよね。
これは生活や仕事、人生において何にでも言えることだと思いますが、「自分勝手」は相手に不快感を与えます。
自転車にとって「自分勝手」がどのようなことなのか?を知り、それをしないようにする「強い心」を持たなければいけませんね。
車道をトレインを組んで〜というお話においても「禁止されていないからやっても良い」と解釈するのではなく、
「禁止されていないけど、迷惑がかかるからやめておこう」と言える大人にならなくてはいけないですね。
なんだか自転車や車という枠組みに関係なく、「人」としての成長が必要な気がします。
私も、自動車、オートバイ、自転車、歩行と一通り経験しました。オートバイで経験したことですが、車は二輪車が前から走ってくるときスピード感を掴みにくいようです。
私のオートバイは大きな白いフルカウルだったのですが、カウルの色を派手なコトブキ色に変えたら、その日から交差点での無理な右折車の飛び出しが激減しました。大きなオートバイだったのに、思っていたほど見えていなかったんですね。
自転車でも昼間ライトをフラッシングで点けるようにしたところ、怖い思いをすることが少なくなりました。左折の幅寄せは特に減りました。自転車は見落とされたり、スピード感がずれてしまうことが多いように感じています。まあ確信犯もいますけどね。
安全運転には気をつけているつもりですが、車道が渋滞すれば歩道に上がるなど自転車を自分に都合よく使ってしまっているのも事実で、不快な目で見ている人もいそうで怖い気もします。
この記事を読んで、今まで以上に周りの状況をよく把握して、白い目で見られることのないように走りたいと思いました。
市川富雄さん
確かに日中でもフラッシングでライトを点滅させておくだけで、存在感は増しますね。
あとは服装とかヘルメットとか、派手目の色を選んでおくとさらに良いのかもしれません。
先日も初めて幅寄せをされた記事を書きましたが、それでもまずは自転車がマナーを守るということを貫いていきたいと思います。
ヨーロッパのように自転車で走っている人に配慮してもらえる時代が来ると良いなぁと思います^^。