自転車通勤で寒い日のアウター選び

寒い日のアウター選び

最近本格的に寒くなってきましたよね。今日は特に冷え込みが厳しく、冷たい風に思わずたじろぐほどでした。

寒くなってくると出てくるのがアウター問題。モコモコに着込むと運転もしづらい上に途中から汗だくに。かといって薄すぎると終始凍えっぱなしになってしまいます。今回は冬の入り口でのアウターの選び方についてお伝えしたいと思います。

自転車ならでは〜体温の変化

自転車通勤用のアウターが通常のタウンユースのアウターと最も異なるのは、体温調整機能です。走り出しはしっかり防寒してくれて、10分ほどし暑くなってくると体温調整をしてくれる。これが自転車通勤用のアウターです。

ベンチレーション(換気機能)がついていたり、背面の素材に吸湿性と透湿性の高い素材を使っていたり。通常のアウターよりも効果的な体温調整機能が付いています。また、ポケットも腰などサイクルジャージのポケットを同じような場所に配置されています。

あとは、前傾姿勢になっても背中が見えないように、後ろの丈が長めになっているのも特徴です。通常のアウターでもジッパーを開けて走ったり、体温調整はできるのですが、背中の汗についてはインナーで対策するしか方法がありません。リュックを背負っていると余計に汗をかいてしまいます。この辺りの痒いところに手が届く構造、デザイン、素材になっているものを自転車通勤用のアウターに選びたいですね。

ウインドブレーカー

ウインドブレーカー

引用:tokyolife.co.jp

ウインドブレーカーは比較的安価に手に入れることができます。また折りたたむとコンパクトになるので、秋口や気温の下がり始めなどに重宝します。長袖のシャツの上に一枚羽織るだけで風による体温の低下を防ぐことができます。それでも寒い場合には、中にフリースや薄手のニットを着れば結構な寒さまで対応が可能です。

風を通さない薄手の皮を一枚羽織り、中は保温性の高いウェアや服を着るという組み合わせで気温に合わせた調整が可能です。注意点としては、大きすぎるサイズになるとバタついて空気抵抗を生んでしまうこと。ウインドブレーカーを検討するときには、オーバーサイズにならないように、フィット感を大切にしてサイズを選ぶと良いのではないでしょうか。

シェルジャケット

シェルジャケット

引用:patagonia.jp

シェルジャケットは主に登山に使用されるアウターです。山の気候は変わりやすく、突然の雨や霧に見舞われることも少なくないため、防水性もしっかりしています。自転車通勤も出社するときは晴天だったのに帰りは雨がシトシトと降っていることもあります。そのようなシュチュエーションでもしっかり保温、防水してくれるのがシェルジャケットです。冬場の雨は、量が少なくてもとにかく体温を奪っていきます。ハンドルを握る手もかじかんで危険です。走行の安全性を考えても、体の保温は大切です。

登山用に作られているので、防風性、防水性、防寒性はかなり高いレベルで考えられていることが多いようです。もちろんグレードにも寄りますが、インナーとの組み合わせによってはマイナスの気温でも対応できるのだとか。寒さ対策と雨対策を徹底的に行いたい方にとってはシェルジャケットがオススメです。

マウンテンパーカー

マウンテンパーカー

引用:narifuri.com

最近僕が目をつけているのが、このマウンテンパーカーです。シェルジャケットのような防寒性、防風性、防水性を持ちながら、自転車通勤時の体温の変化にも対応するため、体温調整に効果的なベンチレーションを配置したり、防湿性と透湿性の高い素材をレイヤーとして組み合わせるなどのデザインによって、より自転車通勤にマッチしたアウターです。

マウンテンパーカーという名前がついているので登山をイメージするかもしれません。シェルジャケットほど頑強な機能を持っていませんが、自転車通勤やタウンユースにとてもマッチします。

マウンテンパーカーはデザイン性も非常に高いものが多く、またフォルムも綺麗な為、おしゃれなアウターを選びたい方にとっては一度は検討したいアウターではないでしょうか。ただ、ちょっと値段が高いかなぁ〜と思います。

状況に合わせたチョイス

ちょっと肌寒いなというときや、帰りの気温が気になるときには「ウインドブレーカー」が最適。スタート時からガッツリ保温しておきたいという方はマウンテンパーカーやシェルジャケットが良いのではないでしょうか。

走り初めの体温と、走行から10分後くらいの体温の変化をきちんとわかってくれるアウターってタウンユースのアウターにはないと思います。今まで使っていたアウターを着回しするのももちろんアリですが、この冬は自転車のためにこだわったアウター選びにチャレンジしてみても良いのではないでしょうか?

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