
自転車で通勤していると、同じようにクロスバイクやロードバイクで通勤する方の後ろを走ることがあります。前を走る方の自転車がどこのメーカーか?速いのかゆっくりなのか?どんなペダリングをしているのか?ジロジロと観察してしまいます。
中にはガニ股でペダルを踏んでいる方もいたり。まるで昔の僕のようです。笑
慣れないうちは、ペダリングなんて気にも留めていませんでしたが、気にする頃には変な癖がついていて直すのにも一苦労というケースもあるのではないでしょうか?
自転車は「拇指球」でペダルを踏むのが理想的だと言われています。自転車通勤でも拇指球を意識してペダリングができているでしょうか?
拇指球でペダルの軸を踏む
拇指球でペダルを踏むと言われても、具体的にどこをどんな風に踏めば良いのでしょうか?
拇指球は足の親指の付け根あたりです。近年のスポーツ理論では拇指球に重心をかけることに賛否両論あるようですが、力の加えどころを明確にイメージするという意味では有効ですね。
ペダルはクランクに取り付けられていますがペダルが付いている「ペダル軸芯」をその拇指球で踏むイメージです。ペダルのちょうど中心部分です。ペダルには足を乗せるフラットな部分がありますが、それを取り除いて芯の棒だけのペダルをイメージすると分かりやすいと思います。
ペダルに置く足の向きを整える
僕の場合、力を抜いてペダルに足を乗せると若干外に開いてしまいます。そのままペダリングするとガニ股ペダリングになってしまいます。
拇指球を使ってペダリングする為にはまず、つま先を進行方向に真っ直ぐ向けるように意識しました。
このことで、ふとももの「大臀直筋」だけにかかっていた負荷が膝の上の内側の筋肉「内側広筋」にも分散され、力強くペダルを蹴ることができるようになりました。
また僕の悪い癖で、力が入ると足の小指側に力が入ってしまい、母子球ではなく薬指の付け根あたりでペダルを踏んでしまいます。こうなると力が外側に逃げてしまい、上手く伝わらないだけでなく、膝を痛める原因にもなります。これでは良いペダリングとは言えません。

このように足を置くと、ガニ股ペダリングになりやすい。

進行方向につま先を向けて足を置く
はじめは気づかなかった
自転車通勤を始めて半年くらいは、ペダリングなんて全く気にも留めていなかったので、ガニ股のまま必死に漕いでいたのだと思います。
その後、なんとなくペダリングが気になりはじめ、調べたり試行錯誤をしながら拇指球で踏むということを知りました。
毎日の意識が無ければなかなかペダリングを変えることはできません。当時は何も意識せずにペダリングをすると、土踏まずでガニ股でペダリングしてしまいます。その癖を修正するのには、毎日乗るたびに意識してペダリングをする。その繰り返しでした。
良いように捉えると、毎日意識するとなれば自転車通勤ほど好都合なものはありません。毎日の通勤時に母子球でペダリングすることを意識すれば、きっと拇指球でペダルを踏むフォームが定着するはずです。
フォームが定着するまで
今では自然と拇指球でペダルを踏むことができるようになりました。むしろ土踏まずでペダリングすると違和感があります。本格的にフォームを意識しないとなかなかフォームは定着しませんが、定着した暁には、少ない力で大きな推進力をもつペダリングを手に入れることができます。
少し大げさかもしれませんが、正しいペダリングを繰り返すことで、必要な筋肉が効率よく発達し、スピードアップや持久力につながるのです。
僕の場合は、推進力もしかりですが、ガニ股ペダリングが治って、恥ずかしいフォームではなくなったというのが大きなメリットですね。前からキレイなお姉さんが来た時だけ、ガニ股を治すというのもなんですから。笑

お邪魔します~
私も同じブルーミストラルを11月から初めました。全く初めてです。
よく淀川の赤川から、北に向かって走ってますよー
出会うかもしれませんね~(^o^)
この前も、すごい強風の時に京都八幡まで往復して膝の裏がえらいことになりました。
今日もさっき夜の散歩に淀川走ってて途中で、ライトの電池がなくなり真っ暗で怖かった…
年寄りだから無理せんときます。(^^;)
ゴエモンさん
ミストラルデビューから1ヶ月くらいですか?楽しくてたまらないですよね〜(^^)
スポーツバイクというものが普通の自転車と違ってビュンビュン走るので、当時は僕も夢中になってゼイゼイ言いながら走っていました。w
気温も低くなってきたので、ロングライド時は故障に気をつけてくださいね!膝の調子が悪ければ、サポーターも有効だそうです。
膝は痛みが取れるまで時間がかかりますもんね。くれぐれも無理されないように。
電池の予備も持っていて良いかもしれませんね。
いつか淀川で出会えるといいですね〜☆
お疲れ様です。
フォームの改善、着々と進んでますね。何と言ってもフォーム改善はタダで効果があるのでお得です。
ゴエモンさん、私も通勤で頻繁に夜走ります。なので、充電型電池を単三と単四、それぞれ6本づつ(2灯なので)常時携帯してます。持ってると安心感が違いますよ。
まるちゃんさん
膝を痛めてからフォームの大切さに改めて気付かされました〜。新たなカスタマイズも楽しいのですが、フォームの改善も面白いですね☆
そう。確かに無料ですね笑
日が短くなってくると、電池の予備は必須ですね〜。まるちゃんさんも夜道のライドは気をつけてくださいね〜!
通りすがりですが、母指球でペダル踏むと人間の身体の構造からして絶対にガニマタになります。ここに書かれているフォーム改善することは自然の摂理に反してします。ではどうすれば良いかですが、自然に母指球に体重がかかるようなフォームにするには自転車に乗らないで立った状態であしを少し前後(クランクの長さの2倍)に開いて、このとき前足の親指側か小指側かどちらに体重がかかるか感じてください。たぶんまっすぐ立つととちらも均等かひょっとすると小指側かも。これが自転車を漕いでいるときの意識しない状態で、これを無理して足をねじって親指側に変更しようとされているのです。さて解決方法ですが前後している足の前足の上に身体をひねって前足と同じ側の肩をもってきて親指か小指かどちらに体重がかかっているか確認すればかならず親指側にかかりますね。後足も親指側にかかりますね。このまま、前足と前肩を同じようにつきだして歩く(ナンバ歩き)すると体重は意識しなくても必ず母指球にかかります。これと同じ動作で自転車をこいでみれば意識しくても必ず母指球でペダルが踏めます。なお、歩くのは肩をつきだしますが、漕ぐのはサドルでお尻の位置が固定されているので背骨を中心に肩を前後させることになります。長いの次のコメントに続きます。
これを実際やってみると最初はお尻がサドルの上でクニクニ動きます。ということは足でペダルを踏まなくてもお尻をクニクニさせる身体の使い方をすれば良いことが分かりようになります。つまり体重移動でペダルが漕げるということでペダルを踏み込む意識がなくなります。(もっと進化するとお尻ではなく背筋で同じ効果が得られますがこれはバランスの問題があり難しく特にフラペでは困難です。)こうなると別にペダルをつながる位置は母指球じゃなくたってペダルを足が離れさえしなければどこでも良いという気になってきて、お尻クネクネに意識集中するあまり、ペダルから足が離れて踏み外す不安が発生するのでペダルと足を固定するビンディングペダルを使って安心したくなります。特に足を上に引き上げるときは抵抗となるようにペダルを踏んでいないと踏み外しますがお尻クニクニでは足の意識がないので無理に足の意識しないとならず、疲れるし、無駄な意識を保持して踏み込みだすの効率の悪いことになります。以上簡単でわかりにくいとは思いますが、ご自分の故障防止のためにも試して頂ければと。また分かりにくければメールでもください。
六丁峠さん
とても貴重なお話しをありがとうございます!
母子球を意識するあまり、腰や体重移動といったところはあまり意識できておらず、むしろ骨盤が動くことがよくないことだと思い込んでいました。
今のペダリングでは階段を上る時の太ももの負担に似たものがありまして、腰をなるべく固定して、足の圧力を母子球に集中させてペダリングをするというイメージでした。
これではおっしゃる通り、体の理にかなっていないペダリングになっているのかもしれませんね。
この感覚を教えていただけたのはとても嬉しいです。
母子球への意識ばかりでしたが、ペダルを踏む足の方向に腰を乗せていくようなイメージでまずはペダリングしてみたいと思います。
(合ってますかね??)
そういったペダリングの先にビンディングがあるのですね〜。とても勉強になりました!
是非しっかりと理解して、皆さんにも記事としてお伝えしたいと思います!