リヤのブレーキシューがもうヤバイので交換だ!
最近ブレーキをかけると、フロントは「キーっ!」と音がなり、リヤは「シャリシャリシャリ」と音を立てています。さらに気になる点としては、ブレーキを掛けた時に、一応ブレーキは効くものの左のブレーキレバーがハンドルに当たりつつあるところ。ブレーキの度に削られることで、ブレーキシューの厚みが無くなり、その分ブレーキの引きしろが大きくなっています。
これ以上リヤのブレーキシューが削られ続ければ、ワイヤーを調整しない限り、ブレーキが効かなくなってしいます。もしもブレーキが突然効かなくなってしまったら悲惨です。そうなる前に!ブレーキシューの交換に挑戦しました。
標準装備のM65/T3と付け替えるM70/T4の比較
GIOSミストラル2015に標準装備されているブレーキシューは「M65/T3」という型番のものです。これよりもシューの全長が長い「M70/T4」に変更しました。
シュー1本の重さを測ってみます。片側で36.8gです。
先がネジになっていて、ブレーキシューとネジの間には、特殊な形状のワッシャーが入っています。
ブレーキシューが取り付けられていた台紙の裏側は、取り付けの説明書になっています。
型番はこの部分に書かれています。「M70/T4 Wet&Dry for Aluminium」と書かれているのがわかります。
標準装備されていた「M65/T3」(左)と「M70/T4」(右)との比較。今回取り付けようとしている「M70/T4」の方が長いことがわかります。
削れたブレーキシュー。凹凸がなくなるギリギリのところまで削れています。
新しいブレーキシューはネジが銀色です。黒の方がミストラルに合っていると思ったので、ネジだけ以前のブレーキシューから移植します。
ブレーキシューの交換手順
六角レンチを左に回し、ブレーキシューを固定しているネジを緩めます。
ネジを取り外し、ワッシャーを外すと、ブレーキシューを取り外すことができます。
ワッシャーを入れ、ネジで仮止めをします。仮止めの状態でブレーキを握り、実際にブレーキシューがホイールに当たる感じを確かめます。
タイヤに接触していないか、ホイールに対して真っ直ぐ当たっているか確認しながら位置と角度を調整します。
六角レンチでネジを締めます。この時、ブレーシューがネジを締める方向に若干動くので、もう片側の手でシューをしっかり固定しながら、ゆっくりとネジを締めます。
取り付け状態を確認します。写真ではブレーキが「片効き」の状態になっています。
ブレーキ側部のネジでブレーキシューの位置を調整し、片効きの状態を修正して完了です。
10分ほどで交換作業完了!
生まれてこのかた、ブレーキシューを交換した経験がなかったので、ショップに持って行こうか考えていましたが、自分で取り替えてみて正解でした。思ったよりとても簡単で。女性の方でも問題なく交換できるのではないでしょうか。
交換後、リヤブレーキのブレーキの引きしろが戻っていました。いままで思い切りブレーキを握ると、ブレーキレバーがハンドルに当たっていましたが、交換後は当たりません。しっかりと効いています。ブレーキの感触は粘りのある感じでしっかりと効いてくれます。シャリシャリ音やキーッというブレーキ音が無くなり、無音の状態なのでブレーキがとても心地よいです。
注意しなければならないのはブレーキという性質上、しっかりと取り付けをしなければならないということ。ネジが緩くて走行中にブレーキシューが取れてしまうようなことがあれば大事故に繋がりかねません。取り付けに自身がない場合や、一度見て欲しいという方は、お近くのショップにお問い合わせください!
