
皆さんはクロスバイクのチェーンの掃除をする時、ディスプレイスタンドを使っていますか?ロードバイクのようにスタンドを付けない場合は、自宅で保管する時にディスプレイスタンドを使っていると思います。クロスバイクで通常のスタンドをつけている場合は滅多に使わないかもしれませんね。
メンテナンスを行う時に、ディスプレイスタンドがあると、ギヤの変速調整や丁寧なメンテを行う時に重宝します。実際にディスプレイスタンドを使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
どうやってスタンドを付けるの?
まず、スタンドを広げます。両側のネジを緩めるとスタンドが開いて自立するようになります。
そして自転車の後輪を持ち上げて、先ほど立てたスタンドにはめ込みま・・・。入らない!
初めてのディスプレイスタンドって意外に取り付けが難しいものですね。もう一本手があれば楽勝で取り付けできるのですが、2本しかありませんので(笑)。
どうやって取り付けると付けやすいのか?実際にやってみたいと思います。
スタンドある切れ込みを確認する
ディスプレイスタンドには、片側に切れ込みがあります。この切れ込みにクイックリリースのレバーを合わせて取り付けるのだろうなというカタチです。
それはなんとなく解るのですが、どの向きにはめ込むのか、そのためにはクイックレバーはどの向きにしておかなければならないのか。事前に確認して置かないと、自転車を持ち上げながら、スタンドを引っ張って3本目の手でクイックリリースに切れ込みを合わせなければなりません。
ディスプレイスタンドの取り付け
ディスプレイスタンドの準備
ディスプレイスタンドの両方のネジを緩めます。緩めるとスタンドを開くことができるようになります。スタンドを開き、再度ネジを締めて固定します。開いたスタンドは自転車の後輪近くに置いておきます。
左に後ろ向きに立つ
まず、自転車の左側に立って後輪の方向を向きます。すると左手が自然にサドル付近にきます。そのまま左手でサドルを持ちます。
この時タイヤは地面につけたままです。
スタンドの右側を引っ掛ける
その体制のままディスプレイスタンドを手にとり、切れ込みのない方を自転車の右側に引っ掛けます。引っ掛ける位置はクイックリリースのボルト部分です。
この時もタイヤは地面につけたままです。
切れ込みに合わせて左側をはめる
次に切れ込みのある左側を取り付けます。右側のボルト部分に引っ掛けた状態でディスプレイスタンドをぐっと引っ張り、切れ込みからクイックリリースのレバーが出るようにはめこみます。
この時のハマり方がよく分からないので拡大すると、このようになります。クイックリリースが違う方向を向いていると切り込みにはまらないので、レバーが上を向くように合わせてから取り付けると楽に取り付けることができます。
後輪をあげるとスタンド設置完了
そのまま後輪を持ち上げるとスタンドがくるんと回って下にきます。これでスタンドの取り付け完了です
。
ロードバイクのように毎日ディスプレイスタンドを利用している方はすぐに慣れると思いますが、クロスバイクではメンテナンスの時にしか使わないケースが多いので、はめ方に慣れるまですこし時間が必要かもしれませんね。
ディスプレイスタンドを使ったメンテナンス
今までディスプレイスタンドを使わずにメンテを行っていたので、変速の調子を見るのが一苦労でした。それがとても楽に。自転車をまっすぐ保ったまま、ペダルと変速ギヤを持ってチェックすることができます。
「チェーンキーパー」という後輪を外してもチェーン位置を維持するツールも使えるので、タイヤに汚れが飛ぶのを防いだり、ディレーラーの裏側を掃除できるなど、メンテが一段とクオリティの高いものになるかもしれませんね。
あと、ディスプレイスタンドを使ったおかげで、後輪のブレーキシューがリムに接触しているのを発見することができました。「なんでタイヤがこんなに回らないの?」と思い、リヤブレーキを見るとブレーキが片効きの状態を通り越して、片側のブレーキシューが軽く接触していました。これもディスプレイスタンドならではの発見だなと一人で感心です。
最初はディスプレイスタンドの取り付け方が全くわからず四苦八苦しました。なかば強引な感じに取り付けたような気がします(笑)。みなさんもディスプレイスタンドを取り付ける時は、是非予習をしてから取り付けすることをおすすめします。
今回はワールドサイクルさんの記事「ディスプレイスタンドを100倍簡単に使う方法」を参考にしながらディスプレイスタンドを取り付けてみました。すごく丁寧な説明で本当に助かりました!ありがとうございます。先に見てから取り付けすれば良かったなと後悔しています(笑)。
