
みなさんはチェーンやスプロケなどのメンテをする時、あの真っ黒な汚れを何で拭いていますか?今まで僕は100均で売られている100円3枚入りのファイバークロスで拭いていました。
コテコテに油のついた真っ黒なクロスを家族の洗濯物と同じ洗濯機で洗う。。。ことはできないので、結局使い捨てに。1回当たり33円というコストはちょっともったいないですよね。なにか良い方法はないかな?と模索していると、ワイプオールという自転車界では有名な拭き取り用クロスを見つけました。今回はこのワイプオールについてお伝えしたいと思います。
ワイプオールとは
ワイプオールは日本製紙クレシアという会社が作っている、水やアルコールに濡らしても破れにくい不織布ワイパーです。僕が購入したワイプオールX70は、大きさが335mm×343mmで50枚入りです。X70というのは厚みのことで、ラインナップにはX50、X60、X70、X80があり、X80が一番厚手です。
食品工場や、病院、介護、一般工場での使用用途があり、アルコールなどの薬液を浸してコンベアの清掃を行ったり、身体の清拭、エコー時のゼリーの拭き取り、機械や部品に付着した油汚れの拭き取り、洗浄用の薬液を浸しての拭き上げ作業、インク・塗料・薬液などの拭き取りといった使用用途が紹介されています。
アルコールや薬品、油にも強い拭き取り用クロスだということがわかります。機械や部品に付着した油汚れという点は自転車にピッタリですね。
思い切り引っ張っても破れない
ワイプオールはまず破れません。試しに手で思い切り引っ張りましたがかなりの強度があります。破ろうと思えば、大人の力でなんとか破れますが、まっすぐには破れず、ギザギザとちぎったように破れます。
この破れにくさがギヤを拭くときにとても有効です。すぐに破れてしまう素材だと、ギヤがクロスを突き破ってしまうので、破れないように配慮しながら拭かなければいけません。特にチェーンを拭くときは、回しながら拭き上げをするので、弱い素材だと削れた紙くずがチェーンに絡まってしまい、取り除くのに一苦労ということも。
ワイプオールだと、ゴシゴシ気にせず拭いても破れないので安心。この破れにくいという特性が、自転車のメンテをする上で、とにかく有難いのです。
スプロケを拭いてみた感想
クロスレシオ化したとブログでご紹介したときは綺麗なシルバーだった僕のスプロケット。しかしそれ以来掃除をしていなかったので「暗黒帝国」となってしまっていました。
ワイプオールを手に入れたので、スプロケットを綺麗に掃除してみました。チェーンクリーナーとフォーミングマルチクリーナーを使って汚れを浮かせ、拭き上げ時にこのワイプオールを使います。折ったままの状態で、歯と歯の間をゴシゴシ。
すごい!ワイプオールの表面がでこぼこしていて、程よく硬さもあるので油汚れが伸びず、しっかり拭き取れます。こんなに綺麗になりました!暗黒帝国から光を取り戻し、平和な世界が訪れたかのようです。布のウエスだと入り込みにくい場所でも楽に拭き取れます。使ってみるとこれはヤミつきになるなぁ〜。
チェーンのコマもこんな風に細長くして内側を拭くことができます。内側に汚れが残っていると、走行中に汚れが湧き出てきてすぐにチェーンが真っ黒に。こうして内側の汚れをしっかり取っておけば、チェーンの汚れがマシになります。幅が狭いコマはワイプオールの角を使っても入りきらないので、ワイプオールをはさみで細く切っておき、チェーンのメンテ用に用意しておくのも良いと思います。
自転車のメンテに欠かせ無いワイプオール
キッチンペーパーみたいなものだろう?と思っていましたが、硬さや破れにくさ、吸収性とどれをとっても秀逸でとにかく使いやすい素材です。50枚入りで約700円ほど。チェーンからフレームまで使えて、1枚当たり14円と100均のクロスの半分以下のコストです。
自転車の油汚れの拭き取りを何でしようかなぁ〜とお考えならこのワイプオールが
おすすめですよ!もう日本製紙クレシアの回し者の思われてもいい(笑)!それくらい使い勝手が良いのです。

こんにちは!
今ちょうどチェーン洗浄用のウエスが無くなってきてて代替品を探してたんですが、これ良いですね!思わず「へえ~」と言ってしまいました。笑
ちなみに店頭などで販売されているものでしょうか?
よっちゃん
こんにちは!旅は順調そうですね!もう70日も経過したのですね〜。1年の5分の1ですよ、羨ましいなぁ〜w。
ワイプオールですが、販売店をさがしてみたものの、ネットショップばっかりで、実店舗の販売についてはこれといって情報はありませんでした。
スミマセン!ホームセンターなら「コメリ」がネットショップで販売していたので、もしかすると店舗でも在庫を持っているかもしれません。
あとはヨドバシカメラのネットショップでも販売していました。
プロ仕様の道具があるような大きなホームセンターや超大型の家電量販店なら置いている可能性はあるかもしれませんね。
もしくはAmazonで、これから走る予定のルート上のコンビニに「コンビニ受け取り」で注文するという手もありますよ!