クロスバイクのタイヤ-空気圧はどれくらい?
自転車を買ったばかりの頃、タイヤにどれくらい空気を入れれば良いのかまったくわかりませんでした。しかも空気圧の単位が何かもわかりません。なんせ生まれてこのかた、タイヤの空気チェックといえば、触った感触で「柔らかい」か「固い」かくらいのものです。
クロスバイクの場合で空気圧は5気圧前後、ロードバイクで7気圧前後が目安だそうです。ロードバイクは高圧な為、乗らずに1週間ほど放っておくだけで、0.5~1気圧ほど空気が抜けるのだとか。
僕のジオスミストラルで使用しているタイヤは「Vittoria(ヴィットリア) Rubino(ルビノ) Pro 3 Folding Clincher Tyre ブラック 700×23C 」というタイヤです。クロスバイクの空気圧はどれくらいが適正なのか。またはこのタイヤの適正な空気圧はどれくらいなのか。僕はいつも触った感じがカチカチになる「100psi」ほどの空気圧にしていました。いわゆる「ヤマ勘」です。そろそろ「ヤマ勘」で空気を入れるのは良くないと気づき、少し調べてみる事にしました。
適正な空気圧はタイヤの側面に書かれている
タイヤの適正な空気圧はタイヤの側面に書かれています。タイヤをグルッと一周見てみましょう。するとタイヤに文字が浮き上がっている部分があります。僕のタイヤにはこう書かれています。
「Inflate to min.100psi(7bar) – max.145psi(10bar)」
「最低空気圧は100psi – 最高空気圧は145psi」という意味です。適正な空気圧はこの間ということになります。体重が60kg未満の場合、最低空気圧を目安にするとよいそうです。僕の体重はもっとありますので、120~125psiくらいの空気圧があって丁度良いくらいでしょうか。
空気圧の単位 – psiとbar
タイヤの側面に掛かれている空気圧の単位ですがpsiやbarというものがあります。psiは「pound-force per square inch」の略で「ピーエスアイ」と読みます。1psiは1インチの面積に対し、1ポンドの力がかかるという意味です。barは「バール」と読みます。その他にkPaという単位が出てくることがありますが、kPaは「キロパスカル」と読みます。それぞれの単位と数値の対応表は下記の通りです。
bar | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
psi | 15 | 29 | 44 | 58 | 73 | 87 | 102 | 116 | 131 | 145 |
気圧 | 0.99 | 1.97 | 2.96 | 3.95 | 4.94 | 5.92 | 6.91 | 7.90 | 8.88 | 9.87 |
空気圧を確認できるポンプが必要
このように、適正な空気圧にするには、今どれくらいの圧力が掛かっているのか確かめながら空気を入れなければなりません。僕がクロスバイクに乗る前まで使っていた空気入れといえば、圧力計などついていませんでした。空気を入れる時の抵抗感と、タイヤを触った時の硬さで十分確認できたからです。
しかし、クロスバイクのタイヤとなると、圧力計のついた空気入れが必要となります。先日のブログ「自転車と一緒に空気入れを買う理由」でも紹介しましたが、フレンチバルブのタイヤとなると、新しい空気入れが必要になります。そしてフレンチバルブに対応した空気入れのほとんどには圧力計が付いています。買ったときはさほど重要性を感じませんでしたが、後から「これにしといて良かった~!」と思いました。
