
ワイヤーの初期伸びとディレーラーの調整
以前の記事「変速ギヤが変わらない」でご説明しましたが、5速から4速にギヤダウンすると、カラカラカラカラと1~2秒音が鳴ってからガチャンと変速する症状が現れました。
当ブログを見た方からアドバイスを頂いたり、ネットで調べたりするうち、どうも変速機のワイヤーが伸びている事が原因のようです。そこで「リヤディレーラー」の調整を行ってみました。
購入後1か月程で起こる「初期伸び」
新品の自転車を購入して、約1か月程乗ると変速機のワイヤーが伸びてきます。これを「初期伸び」と言います。変速機はステンレス製のワイヤーを使用していますが、テンションが掛かっていない初期状態から、実際の走行で何度も引っ張られ、若干の伸びが生じます。
一旦この「初期伸び」を経験すれば、それ以上伸びる事はほぼありません。まさに「初期」だけに「伸びる」現象。これが「初期伸び」です。こうして自転車がなじんできます。
初期伸びの対処法「リヤディレーラー」の調整
「初期伸び」の場合は「リヤディレーラー」側の「アジャスターボルト」で調整すると解決することができます。ここがディレーラーの「アジャスターボルト」と呼ばれる部分です。この部分でワイヤーの張りを調整します。
今回はワイヤーが初期伸びで弛んでいる状態です。ワイヤーに張りを与えるため、「アジャスターボルト」左に回します。回してみると「コクン、コクン」という手ごたえがあります。僕はこの「アジャスターボルト」を6回左に回しました。すると、たったこれだけのことで、あれほど手こずっていたギヤチェンジがスムーズに!
その後も走行しながら、ギヤの変わり具合を見て追加で2回左に回しました。「カチャン」と音を立てていた変速も「スチャ」という感触にまでになりました。
「左にまわす→ワイヤーが張る」
「右にまわす→ワイヤーが緩む」
を覚えておいて下さい。
ディレーラーの調整は難しいようです。むやみにその他のネジ類を回すと悪化させてしまうこともあります。慣れないうちは「アジャスターボルト」の調整だけにしておく方が良いと思います。
すぐに元通りに戻せるように、「左に何回まわした」「右に1回まわした」など、回した方向と回数を覚えておいてください。少しづつでも、メンテナンスも覚えていくと自転車への愛着が高まりますね!
それでもギヤの調子が直らない場合や、調整が上手くいかない場合は、ショップで調整してもらうことをおすすめします。
まるちゃんさんのアドバイスにて、ディレーラーの調整を行うことができました。ありがとうございます!まるちゃんさんのブログはこちら→「自転車通勤日記」~44歳で自転車通勤を始めた、自転車素人オヤジです。~

直って良かったですね〜。
(^ ^)
補足でお節介かもしれませんが、アジャスターはワイヤーのテンションを調整すると言うより、ギヤに対してディレーラーの位置を調整するんですね。
ワイヤーが伸びてくれば、ギヤとディレーラーの位置関係が狂ってくるので、それを補正するのがアジャスター、と理解された方が良いかと思います。
蛇足でした。
m(__)m
何度もすいません〜。
^_^;
言葉足らずでした。アジャスターでワイヤーのテンションを調整するとゆうのは、伸びを取るとゆう意味では無いんです。テンションの強弱を利用して、ギヤに対するディレーラーの位置を決める、とゆう事なんですね。
変速が直ったのは、初期伸びが取れたとゆうより、アジャスターを調整して、ギヤとディレーラーの位置関係が正しくなった、とゆう事です。
ワイヤーには、常に一定のテンションがかかってますから、伸びる=弛むで間違いではないんですが、伸びたら長さが変わると考えた方がいいかもです。
伸びてワイヤーが長くなった分、シフト位置がズレるので、そのズレを調整するのがアジャスター、とゆう意味です。
これを理解するのに、私も沢山痛い目にあいましたよ。
^_^;
まるちゃんさん
なるほど!ワイヤーの張りを調整するというよりは、ワイヤーが張るようにディレーラーの位置を調整するというのが正しい解釈ですね!
まるちゃんさんのアドバイスのおかげで、変速がとても快適になりました。ありがとうございます!