
ミストラルを購入して1年目の頃、定期的にペダルのギシギシ音で悩まされていました。しかしクランクをホローテック化したことにより、ギシギシ音が全くなくなりました。
ギシギシと音が出だすと、「どうして鳴るのだろう?どこが原因なのだろう?」と気になって、そればかり考えてしまいます。今回はペダルのギシギシ音がなくなった経緯についてお伝えしたいと思います。
ギシギシ音はミストラルならよく起こる⁈
なぜ、定期的にギシギシ音が鳴っていたのか?それはBBがスクエアテーパー方式であるという点が大きな原因ではないでしょうか。スクエアテーパー方式では、クランクを四角い軸に押し込んでフィキシングボルトというボルトで締め込む構造になっています。
フィキシングボルトは振動やペダルへの大きな荷重で少しずつ緩みが出てきます。そして緩みが出てくるとクランクの固定が甘くなります。固定が甘くなると、クランクがBBの軸と擦れ合い、ギシギシと音を立ててしまうのです。
ミストラルはこのスクエアテーパー方式のBBが取り付けられていますので、半年や1年くらい乗るとペダルのギシギシ音に悩まされる方も多いのではないかと思うのです。
フィキシングボルトの締め直し
最初はBBに問題があるのだと思っていましたが、僕の場合はクランクを止めているフィキシングボルトの緩みが原因でした。このボルトが緩みクランクがガタついてギシギシと音を立てていましたので、定期的にフィキシングボルトを締め直すことでギシギシ音は解消しました。ただ、坂道でぐっと踏み込んだりペダルに大きな荷重がかかると、またギシギシと音を立ててしまいます。この辺りのメンテナンスが手間でした。
また、BB側のネジ穴が緩くなっているのかな?という疑いもあり、BBの交換も行いました。交換後半年くらいはギシギシ音がなかったので、BB側のネジ穴が原因かと思っていましたが、その後、また音が鳴り出しました。やはり振動や荷重でフィキシングボルトが緩んでしまうようです。
頻繁に緩むようであれば、フィキシングボルトにシールテープを1周巻き、締め込んでみるのも良いかもしれませんね。
ついにホローテック化
そしてついに、クランクをホローテック化することに。スクエアテーパーの方が良く回ると言われていますが、実際に僕もホローテック交換前後で、クランクを手で回してみたところ、スクエアテーパーの方がよく回っていました。しかし、クランクを空転させた時と実際に人が乗って抵抗のある状態で回転させた時では条件が異なるため、空転させた回転数が必ずしもBBの回転性能とイコールではないそうです。実際に僕も乗っていて重いと感じたことはありません。
ホローテック化すると、ギシギシ音は全く鳴りません。ホローテック化して1年になりますが、一度もギシギシ音は発生しませんでした。これが何より嬉しい!ふと気がつくとギシギシ音をさせていたクランクに煩わされることがなくなりました。
コンポーネントのコストを抑えてくれたお陰で、予算的にミストラルに出会うことができたのですが、慣れてくるとどうしてもこういった場面で良いコンポーネントの方がトラブルが少ないということを実感します。これは人と道具の関係に何にでも言えることかも知れませんね。
ギシギシ音でお悩みの方は
クロスバイクに乗っていてギシギシ音をなんとかしたいと思っている方は、まずフィキシングボルトの締め直しをしてみて下さい。それでもまだ音が鳴り止まない時は、フィキシングボルトを新しいものに交換してみましょう。この時、シールテープがあれば一巻き巻いてからボルトを締めてみて下さい。
それでもダメなら、ホローテック化しましょう!ホローテックなら1年経ってもギシギシ音がしません。SORAのクランクセットならミストラルに設置した実績がありますので、クリアランスなど設置に関する問題もありません。バッチリ取り付け可能ですよ!
このようにして、僕はギシギシ音とおさらばしました。自転車を買う時に予算があって、ギシギシ音なんて絶対イヤだ!と思われる方は最初からホローテックが搭載されている自転車がオススメです!きっとギシギシ音で悩むということを知らずして、自転車を楽しめるのではないでしょうか。
