
購入から1年9ヶ月。ジオスミストラルのカスタマイズを様々行ってきましたが、このあたりでオリジナルのミストラルとどれくらい変わったのか、まとめてみたいと思います。
ミストラルは「カスタマイズ用自転車」と言っても過言ではないと思います。それくらい、様々な改造を楽しめる自転車です。思えば購入当時より平均速度も上がったなぁ〜と思います。それがカスタマイズの成果なのか、筋肉がついた成果なのかは定かではありませんが、カスタマイズを通して飽きずに乗り続けられるのがミストラルの醍醐味ですね。ではカスタマイズした内容をまとめてみましょう。
タイヤ
標準装備のタイヤはKENDA K-193 700×28Cというタイヤで28Cとちょっと太めのタイヤが付いていました。スピードアップできるとの情報からまず23Cのタイヤへ交換します。この時に替えたタイヤはVittoria Rubino Pro 3 Folding Clincher Tyre 700×23Cというもの。中のチューブもVittoriaR2VT080107X ウルトラライトブチルチューブ 700×19/23c バルブ長42mmに交換しました。
このタイヤは3000km以上走行して、寿命を迎えます。そして次に装着したのがパナレーサー RACE A EVO3 700×23C。同じ23Cですが、こちらのタイヤはパターンが全くなく、おにぎり型の断面で直進時は接地面積を小さくし、コーナリング時は接地面積が広くなるという優れもの。チューブもR’AIRに交換しますが、2本のうちリヤの1本を破裂させてしまいます。
⇒街乗りでパナレーサー RACE A EVO3 700×23Cに交換してみた 〜クロスバイクのタイヤ交換
ハンドル
ハンドルはまずステムを逆付けして、ポジションを変更しました。前傾姿勢をとって、空気抵抗を少なくするためです。コストを掛けずにカスタマイズができるという利点が。また数センチハンドルの位置が下がるだけなのですが、「ポジションがこんなに変わるのか」と驚きました。
⇒10分でできる!ステムの逆付け~GIOSミストラルのカスタマイズ
ステムを逆付けして1年ちょっと経過し、手のひらの痛みがポジションのせいなのではないか?と思いはじめます。そこで、「前輪荷重」という言葉を知ったことをきっかけに、ステムを元に戻しました。ポジションもノーマルの状態です。
ブレーキシュー
標準で付いていたブレーキシューよりも少し長めのものに交換しました。効果については特筆するほどのものではありませんでしたが、長いということはそれだけ摩擦が多くなるので、同じ強さで握っても制動力は強く働くのではないでしょうか。
⇒超簡単!10分でできる!ブレーキシュー交換の手順〜GIOS(ジオス)ミストラル
BB(ボトムブラケット)
BBはオリジナルのNECO B910からSHIMANO BB-UN55(BB幅68mm クランク軸長122.5mm)に交換しました。同じくスクエアテーバーのBBですが、品質はさすがにSHIMANOですね。僕の場合フィキシングボルトが緩む頻度が高くなってきたので、交換しました。軽量化もできたように思います。
⇒ミストラルのBB(ボトムブラケット)をSHIMANO BB-UN55に交換!
次はなんとホローテックに交換。しかもグレードがデュラエースのBB、DURA-ACE SM-BB9000です。スクエアテーパーとは違う構造なので、坂道でもボルトが緩む心配が全くありません。スクエアテーパーとホローテックで回転性能を比較するとホーロテックの方が回転が重いのか?という動画も掲載。初めてのデュラエースに想いが先走った感も否めないカスタマイズです。クランクの交換の記事と一緒にBBのことも掲載しています。
チェーン
ミッシングリンクを取り付けて、チェーンのメンテを楽にしようと考えました。交換したのはKMC社の7&8スピード用チェーン。このチェーンはミッシングリンクが付属しているので、価格を考えるとミッシングリンクだけ買うより、チェーンごと替えるほうがお得でした。
ちなみにKMC社はSHIMANOのOEMメーカーです。
⇒チェーンを掃除したいのでミッシングリンク付きチェーンに交換!
ペダル
ペダルは片面SPDのPD-A530に交換しました。見た目や固定のしやすさからすると両面SPDが魅力的だったのですが、自転車から電車に乗り換えるパターンもあることを考えると、フラットペダルがどうしても必要になります。ということで、片面SPDにしました。元のペダルと比べるとぐらつきもなく、しっかり踏めるという印象です。
あとはSPDシューズを買うだけだなと言ってからもう半年ほど経過しています(笑)。
⇒ミストラルのペダルを片面SPD「PD−A530」に交換してみた
リヤスプロケット
オリジナルのスプロケットはSHIMANO CS-HG31-8 11-32T とワイドレシオです。あまり使わないギヤがあったのと、6速の壁を打破する為にスプロケットをSHIMANO CS-HG50-8-T 8スピード 13-23Tに交換し、クロスレシオ化しました。
坂道に対応したマウンテンバイクなど変速幅の大きなギヤをワイドレシオ。それに対しロードバイクなどスピードアップに適した変速幅の小さなギヤをクロスレシオと言うのをこの時初めて知りました。
⇒変速が楽に!ワイドレシオなスプロケットを交換してクロス化してみた!
リヤディレーラー
スプロケットのクロスレシオ化に伴って、ロード用のスプロケットにMTB用のリヤディレーラーという組み合わせになり、変速機能が悪くなってしまいました。「スラント角の違い」というやつです。
そこで、リヤディレーラーをSORA化しました。本来は8速用のClaris(クラリス)が推奨だと思われるのですが、クランクもSORA化する予定でしたのでそれを見越してリヤディレーラーをSORAにしました。GSとSSという仕様の違いについても、将来のクランクSORA化を見越してSSを選択しました。
⇒リヤディレーラーをSORA に交換(RD-3500 SS)
クランク
標準で付いていたSHIMANOのクランクからSORA FC-R3000に交換しました。歯数が48Tから50Tになりました。剛性が格段に上がり、登り坂でもしっかりペダルが付いてきます。それまでどうしても超える事が出来なかった40km/hですが、クランクを替えて最高速度43.8km/hを記録。チェーンリング2Tの差にペダルが重く感じて慣れるまで時間が掛かるかなぁ。
ミストラルはカスタマイズが楽しい
このようにまとめてみると、結構カスタマイズしたもんだと思います。ブログを読んでくださっている方の中にはもっともっと沢山のカスタマイズをされている方も多数いらっしゃると思いますが、これだけのカスタマイズでも自転車に関する知識が沢山身につきました。
これからは、ハンドルのブルホーン化やホイール、プーリー、サドルやシートポストに興味がありますね。もうフレームしか残らないなと最近つくづく思います。
これらの記事が、これからカスタマイズしようとお考えの方や、別のカスタマイズとの比較の参考になれば嬉しく思います。これからもカスタマイズした際にはこちらの「カスタマイズまとめ」に追記していこうと思います!

こんにちは!
最近、charioさんのとても丁寧なブログに感化されて、新しいブログを作ってしまいました。笑
そして、継続することの難しさを知りました…(・ω・A;)
私が出会ってからも、ミストラルはかなりカスタムが進んでいますね!
時おり、紹介されたパーツなどかなり参考にさせていただいております。
これからもどんなカスタムが行われるか(そのうち色とかも変わるんですかね?笑)、楽しみにしております!!
よっちゃん
ブログ拝見しました!
http://yotchan12.blog.fc2.com/
自転車旅に必要な装備や準備、心構えなど是非読みたいです!
継続、ほんと難しいですよね。今でこそ習慣になってきましたが、習慣になるまでは優先順位が下がってしまって・・・。
参考になりそうな所はどんどん使っちゃってください!
ミストラルの色。いきなりGIOSブルーに変わったり(笑)。かなり面白いですよね。ネタとして温めさせていただきますw