ロングライドに欠かせない予備チューブ。サドルバッグに工具と一緒にいれている方が多いと思いますが、そのまま裸で入れていますか?チューブはご存知の通りゴムでできていますが、紫外線や酸素に触れると劣化するそうです。
ということは、なるべく紫外線や酸素に触れないように保管することで、フレッシュな状態で保管できるということですね。サドルバッグに裸でチューブを入れず、ラップで包んで入れることでチューブが長持ちしてくれるそうです。
チューブを酸素から守る
酸素というか、空気に触れないようにということですね。ゴムが酸化するのを防ぐ為に、ラップを使います。ラップを使うことで、空気に触れないというメリットの他、ほどけないようにチューブを縛る効果もあります。サドルバッグに入れやすい形に整えるためにも、ラップは好都合です。チューブをまとめるのに輪ゴムを使うと、輪ゴムが劣化してチューブに癒着してしまうことがあるので直接輪ゴムを巻くのはやめておきましょう。
また、温度が高いと酸化が早く進みます。真夏にはサドルバッグの中が高温になることもあるので、しっかりと空気を追い出してラッブを強く巻きつけます。
チューブを紫外線から守る
直射日光が当たらない場所に保管することで、紫外線からチューブを守ることができます。例えば、サドルバッグの中や、専用の保存箱、工具箱、机の引き出しなどに入れておくと大丈夫でしょう。
ゴムに紫外線が当たって劣化することを「光劣化」というそうです。当たった紫外線を吸収し、化学反応を起こしてゴムに亀裂が入ったり、硬くなったりしてしまいます。
過剰な在庫を持たない
ネットで購入する場合など、送料がかかるのでつい大量に買い込んでしまいそうになりますが、酸素や紫外線をしっかり防いだとしても、5年や10年も保存していると、ごく微量な酸素や紫外線で経年劣化が起こってしまいます。なるべくストックを減らすこと。またストックしていても、先入先出を徹底して保存期間が長くなりすぎないように配慮します。長くても3年くらいにとどめておいたほうが良いのではないでしょうか。保存状態によって保存期間は変わります。あまり長く保存されていたチューブを使うというのも気分的にちょっと心配になりますよね。僕はストックを2本にしています。
パウダーを使わなくても大丈夫?
ゴム同士の癒着を防ぐために保存時に「パウダー」を使う方がいらっしゃいます。自転車チューブ用のパウダーも売られていますが、中身は「タルク粉」だそうです。タルクとは「滑石」を細かく粉状に砕いたもので、ケイ酸マグネシウムが主成分。化粧品などにも使われています。これは使う派と使わない派に分かれるようで、僕は使っていません。パウダーを使うことによって保存期間が長くなるか?という点では酸素と紫外線を防ぐ方が、長くフレッシュな状態を保てそうですね。
チューブのラップ巻き手順
チューブを箱から取り出すと、くるくると丸く巻かれています。このままサドルバッグにいれるにはかさばってしまいます。
一旦伸ばします
バルブを横向きにして持ち、バルブ側から巻き始めます。
綺麗にきつく巻きつけていきます。はみ出したり緩んだ場合は、もう一度巻き直しながら綺麗に巻きつけます。
ラップを用意します。正方形になるくらいの長さで十分です。
しっかり力を加えて巻きつけます。中の空気を完全に追い出すくらいの気持ちで。
完成!このままサドルバッグにしまいましょう。
ロングライドで携行するチューブや自宅に保管しているチューブ。長持ちさせるためには、酸素と紫外線に注意しながら、涼しい場所に保存しましょう。よく冷暗所に保存とわれますが、酸化や化学反応を起こしにくい環境で保存しましょうという意味なんですね〜。理科のお勉強みたいですw。
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パナレーサーのチューブをサドルバッグの中に裸のまま入れていました。
早速クレラップで包んでみました(^^;
Koicさん
さすが!対応が速いですね〜。ここだけの話、僕はまだサドルバッグ持ってないんですよ〜笑。サドルバッグに入れる時はラップを〜なんていいつつ笑。