携帯用空気入れ〜ガスボンベ Co2インフレーター

CO2ボンベの根元を持っている

空気を入れる時、間違ってもこんなところを持ってはいけない

ロングライドをする時には、もしもの時に備えて「パンク対処セット」を持って行きましょう。と、いろんな方に教わりました。しかし、問題は「空気入れ」です。あんな長くて大きなものを持って行くわけにもいきません。調べてみると、様々な携帯用の空気入れが見つかりました。

大きく分けて2つ。携帯用サイズに作られた手動のポンプと、高圧の炭酸ガス(CO2)を利用したボンベ型の空気入れです。手動のポンプにも大きさは手のひらサイズから、30cmほどの大きさのものまでありますが、自転車に積むのならなるべく小さなものが良いと思ったのと、手動ポンプだと何回シュコシュコしないといけないんだろう?とその労力におじけ付き、「TNI CO2インフレーター」を購入しました。

TNI CO2ボンベ型空気入れ

台紙に付けられているインフレーター

台紙に付けられておくられてくるインフレーター

僕も初めて知りましたが、このような携帯タイプの空気入れは「インフレーター」と呼ばれています。「inflate」とは英語で膨らますという意味があるそうです。CO2(二酸化炭素)を圧縮してボンベに注入してあります。

手元に届いた時はこのように黒い台紙に付いて送られてきました。写真では分かりにくいですが、ボンベが2本とレギュレーター(弁)のセットです。写真では黒い台紙のうちボンベ部分は箱状になっていて、その中にボンベが2本入っています。

2本のCO2ボンベとレギュレーター

2本のボンベのうち1本はスポンジゴムが巻かれている

中を開けると、片方のボンベには赤いスポンジゴムが巻かれています。これは、ガスをチューブに注入する際、一気に気化してボンベの温度が急激に下がるので、凍傷から手を守る為に付けられているそうです。凍傷になるほど冷たくなるんですね〜。これは注意しなければ。

まっさらな絵の具のように金属の封がされているCO2ボンベ

まっさらな絵の具のように金属の封がされている

ボンベの頭の部分は、「真っさらなえのぐ」のように金属で蓋がされています。ここにレギュレーターをねじ込むと穴が開き、ボンベのCO2を排出できるようになります。高圧なだけに、取り扱いにも気を使いますが、しっかりと封がされていて安心ですね。一方レギュレーター部分は英式と仏式のどちらのバルブでも対応が可能です。チューブバルブに差し込む部分の内側にネジが切ってあるので、バルブに押し当ててガスを入れるのではなく、ねじ込んで固定してからガスを入れます。これによって「入ってると思ってたのに全然入ってなかった!うわ〜どうしよう!ボンベ1本無駄になってしまった〜!!」ということが起こりにくくなっています。CO2インフレーターを使ったことのない素人でも、これなら失敗が少ないということでした。

素早く入れるならガスボンベ

手動ポンプ派とガスボンベ派に分かれるかもしれませんが、ランニングコストを抑えられるのは手動ポンプ。外で素早く入れることができるのはCO2ボンベです。例えば炎天下の下で、何百回もポンプをシュコシュコしなければパンク修理をできないとなると大変ですよね。Co2インフレータは素早く空気を充填してくれます。

また、ヘッド部を回転させることでCO2の量を細かく調整できるのも魅力的。チューブ交換をする時、少しだけ空気を入れてチューブを膨らましてから、リムに収めていくと作業しやすいのですが、このヘッド部のバルブのおかげで空気のちょい入れもバッチリです。

デメリットが一つ。二酸化炭素(CO2)は、チューブを通して抜けやすいそうです。旅先の修理でCO2インフレーターを使用した場合、必ず帰ってから空気を抜いて、もう一度自宅の空気入れで空気を入れなおしてください。なぜ二酸化炭素だけ抜けてしまうのか?それはゴムの分子に二酸化炭素の分子が溶け込み、外に出ていくそうです。窒素や空気は炭素を持たない為、ゴムの分子に溶け込まないのだとか。もっと詳しく知りたい方は「CO2 インフレータ ~ 二酸化炭素はなぜ抜けやすい?」をご覧ください。僕も読んでみて「へ〜」と感心してしまいました。

まだ使っていないので、実際に使ったらレビューしたいと思います!







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コメント

  1. klick より:

    こんにちは。私も同じものをサドルバッグの中に入れています。

    まだパンクしたことがないのでこのボンベを使ったことはありませんが、チューブ交換の際に少量の空気を入れたり、ボンベで失敗したときのため、トピークのボトルケージ用ねじに取付可能な携帯用ポンプが欲しいですね(^^)

    1. chario より:

      koicさん
      こんにちは。ボンベで失敗って一番やりきれない気持ちになりそうですよね。「あ、あぁ〜・・・。無くなった。。。」というのが目に浮かびます(笑)。
      koicさんがおっしゃっているのはトピークの「ホルダーキット」と「携帯用ポンプ」のことですね。
      ブログ|プラモ製作日記 ポタリング 瀬田の唐橋にて付けておられる方がいらっしゃいました。
      これはなかなかいいですね!でもペダリング時に足に当たったりしないのかなぁ?

      1. koic より:

        最初のコメントの名前、スマホで入力したらミスタッチだらけになってしまいました。「誰だよ?」って思いますよね。失礼しました(汗)

        GIOS純正のポンプもデザインはいいのですが、ホースを引き出してバルブに繋ぐことが可能なトピークの「RaceRocket HP」の方が使い易そうですね。

        まあ、使ってみないと分かりませんし、使うような事には遭いたくありませんが(^^;

        1. chario より:

          koicさん
          そうそうw一瞬誰かわかりませんでした(笑)。
          「RaceRocket HP」はとてもデザインが綺麗ですカッコ良いですね〜。
          手動のポンプはまったくノーマークでしたが、買うならkoicさんおすすめのポンプですね。

          >使うような事には遭いたくありませんが(^^;
          確かに確かにw。

  2. まるちゃん より:

    お疲れ様です。
    m(_ _)m
    うちの自転車は、あえて英式バルブにしてますので百均のインフレーターが使えます。中身はCO2ではなくLPGですが。
    ただし空気圧は上がりません。緊急時にしのぐレベルですね。ママチャリで5回補充できる容量はあるそうです。

    1. chario より:

      まるちゃんさん
      まるちゃんさんのところは、台風の影響があまりなくて良かったです。
      英式バルブにすることで、インフレーターまでコストダウンできるんですね。
      というか、100均にインフレーターが売っているとは知りませんでした。

      中身もLPGガスなんですね〜。さすが、勉強になります!

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